【気になる言葉その2】人や地球環境、社会、地域に配慮する「エシカル」とは

世にある新しい言葉をほぐして、紐解いていくシリーズ。第1弾「BANI(バニ)」はいかがでしょうか。第2弾は「エシカル(ethical)」です。一度は目にしたり、聞いたことはある方も多いのではないでしょうか。

私はソーシャルビジネスやサスティナビリティ、非営利事業をテーマにされている方とのご縁が多くて、きちんと学ばなくてはと思っていました。そこで、東京都中小企業診断士協会のワールドビジネス研究会(WBS)のエシカル経営実践分科会に参加したのですが、そこの主催者の方のご紹介で、日本エシカル協会さまの「14期エシカル・コンシェルジェ講座」で学び始め、2024/6/1(土)が1回目の講義でした。日本エシカル協会は、エシカルを推進されている協会で、設立時の14年前から毎年この講座を開催され、累計で15,000人が学ばれているそうです!様々な方と一緒に学んでいくのが楽しみです。

なお、東京都中小企業診断士協会のワールドビジネス研究会(WBS)には様々な分科会があり、エシカル以外にも国際ビジネスをされようとしているかたのご支援をしているのでぜひアクセスしてみてください。なお、国際や世界については、私も編集側でかかわっております東京都中小企業診断協会中央支部国際部の愉快な仲間たちによる国際コラムグローバル・ウインドもよろしくお願いします!最新情報についてはこちらの中央支部メールマガジンにご登録ください(宣伝)

相変わらず、前振りが長くなり、失礼いたしました(;’∀’)

Q1:「エシカル(ethical)」ってなんですか?

回答:
エシカル・コンシェルジェ講座を主宰されている日本エシカル協会様ウェブサイト「エシカルとは?」での定義をご紹介します。

▼エシカルとは

エシカルとは英語で、直訳すると「倫理的な」という意味です。一般的には、「法的な縛りはないけれども、多くの人たちが正しいと思うことで、人間が本来持つ良心から発生した社会的な規範」であると言えます。私たちが普及活動を行なう際の「エシカル」とは、根底には一般的な定義が流れているものの、特に「人や地球環境、社会、地域に配慮した考え方や行動」のことを指します。エシカルは形容詞ですので、様々な名詞と組み合わせることで、その意味は多様に広がります。

例えば、「地域の活性化や雇用なども含む、人や地球環境、社会に配慮した消費やサービス」のことを「エシカル消費」と言います。

「エいきょうをっかりとんがえル」とまとめられています。覚えやすいです!!

「エシカル消費」については、消費者庁のエシカル特設サイトにも掲載されています。

▼エシカル消費とは
 エシカル(※)消費とは、地域の活性化や雇用などを含む、人・社会・地域・環境に配慮した消費行動のことです。
私たち一人一人が、社会的な課題に気付き、日々のお買物を通して、その課題の解決のために、自分は何ができるのかを考えてみること、これが、エシカル消費の第一歩です。
(※)エシカル=倫理的・道徳的

2015年9月に国連で採択された持続可能な開発目標(SDGs)の17のゴールのうち、特にゴール12(注:つくる責任使う責任)に関連する取組です。

「人・社会・地域・環境に配慮した行動」であるということですね。

実際にエシカルにはどんなものがあるでしょう。ChatGPTで、「エシカル〇〇という言葉を10個教えてください」と聞いてみました。すると人・社会・地域・環境に配慮した、持続可能性や社会的責任を重視する、サスティナブル(循環型)のライフスタイルや製品、サービスに関連する言葉が出てきました。()内については補足してみました。

  1. エシカルファッション(エシカルな素材や製法で作られて、取引されいるファッション)
  2. エシカルコスメ(エシカルな素材や製法で作られて、取引されいる化粧品)
  3. エシカルフード(エシカルな素材や製法で作られて、取引されいる食べ物)
  4. エシカルツーリズム訪れた地の暮らしの中にある文化や、自然をリスペクトし旅先に配慮した旅)
  5. エシカルビューティー(エシカルを重視した社会的視点、地域活性、伝統伝承等をふまえたライフスタイル、美しさ
  6. エシカルショッピング(エシカルなものを購入するなどのお買い物)
  7. エシカルリビング(エシカルな意思決定をする暮らし)
  8. エシカルインベストメント(エシカルな投資。ESG(環境・社会・ガバナンス)投資の前身という記事もみかけました)
  9. エシカルパッケージング(原材料や使用方法やメッセージを伝えるなどエシカル消費を促進する商品などのパッケージ)
  10. エシカルテクノロジー(AIなどのテクノロジーへの表示結果、取り組みに含めるべき指針など)

Q2:日本人の私たちになじみがあるかたちでいうとどうでしょうか

回答:
日本エシカル協会「エシカルとは」によると、「日本には、エシカルという言葉が浸透するずっと前から大切されてきた「おたがいさま」「おかげさま」「もったいない」「足るを知る」という精神性を表す言葉があります。生産者と消費者の間に壁がある現代でも、私たちの暮らしが人や地球環境と繋がっていることは変わりません。私たちが、何を食べるか(食べないか)、何を着るか(着ないか)、お金をどう使うか(使わないか)によって生産者や地球環境に影響を与えることを忘れてはいけません。」とあります。

エシカル=倫理的=人間が本来持つ良心から発生した社会的な規範とするとどうでしょうか。「エいきょうをっかりとんがえル」というとおり、自分が消費者なら「この商品・サービスを作ってくれた生産者に思いをはせ、思いやること」、自分が生産者・提供者なら「自分の商品・サービスをお届けするお客様の買っていただいた将来のこと(影響)を思いやること」で広がる思いやりの輪。それがご近所から、日本、そして世界、地球全体に広がっていると思うとわかりやすく感じませんか。

  • 消費者でいえば、たとえ安いからといって、児童労働や搾取などつらい思いをして作らせていたり、サプライヤーから不当に買いたたいたものを買うことがいいことなのか。
  • 生産者・提供者なら取引先に無理をさせていないか、お客様に粗悪なものや手を抜いたものを説明なしで売っていないか。
  • 最近問題とされている「カスタマーハラスメント」というように、消費者の立場を利用して提供者に過度な要求をかけ、対応工数をかけたり、値引きを共有するのはどうなのか

ところで帝国データバンク、ビューロー・ヴァン・ダイク社のorbisの企業情報(2019年10月調査)を基に日経BP社が集計した世界の長寿企業ランキング、創業100年、200年の企業数で日本が1位によると、日本は世界一老舗企業が多く、創業100年以上、創業200年以上の企業では2位以下をダントツに引き離しています。(下図)

帝国データバンクによる【100年経営企業アンケート】(下図)によると、100年以上になる老舗企業が、100年以上に渡り事業を継続できた理由としては、「取引先・顧客との信頼関係」(73.8%)、「時代に合わせた事業内容・構成の変化」(64.4%)と答える企業が多かった(複数回答)そうです。取引先・顧客との信頼関係こそ「三方よし」といわれる相手を思いやり、「おたがいさま」精神といえるのではないでしょうか。私たちのご先祖様が大事にしてきた精神を守っていきたいです。

Q3:エシカルについてどうすればいいですか?

回答:
エシカルについて知識もなく、大きくは語れませんので、私個人ができることをあげてみます。

①エシカルな提供者からいい商品・サービスを購入する
事業者が思いをもって、こだわって、提供しているエシカルな商品・サービスが世の中にはたくさんあります。ただ小規模事業者であるため、広告などはしておらず、知られていないものも多いです。また、大量生産ができないため、仕入れのスケールメリットが働かず、値段が割高になることも多いです。ただ、どうせ買うならできるだけそのような商品・サービスを買っていきたいです。不思議ですけど、そういう商品・サービスは購入する前の説明1つ1つや言葉がけも心地よく、品質もとても高いような気がします。アート鑑賞をするときアーティストの人生が反映されていることを味わうように、商品やサービスにも生産者・提供者の何かが反映されて、宿っている気がするんです。できる範囲で進めていきたいです。

ものを大事にする
セレブの方こそ「いいものを買って、修理をして大事に使う」とききます。大量買いをせず、同じ商品を長く楽しめれば、1つの価格が割高でもトータルでは浪費をしたことはなりません。またいいものって、それを発見したり、作られたり、購入したストーリーを人に伝えるのがまた気持ちがよかったりするんですよね(*^-^*)。ご縁があって巡り合ったもの、みんなで使うものに感謝し、背景に思いをはせ、大事に使いたいです。

③エシカルに提供する
エシカル・コンシェルジェ講座を受けての発見の一つは、提供者側の視点でした。「お客様を大事に」というのはビジネスをするうえで大事なことですが、提供する過程もその先も良心をもって接していくこと、提供した方への影響を考えることもとても大事と感じました。
証明するためには、商品・サービスにエシカル認証をとるとお客さまには伝わりやすくなります。ただ多くの認証があり、調べることも大変かもしれません。認証はまだという場合でもエシカルな姿勢やストーリーをSNSやウェブサイト、動画、レターなどで発信することもできます。また自治体によっては「SDGs宣言」の制度があり認められればステッカーを張ることもできますし、一部の補助金の加点にもなっていたりするパートナーシップ構築宣言も取引先への思いやりを示す証明にもなります。ぜひご検討してみてください。

いかがでしょうか。エシカルについては、日本エシカル協会様では、ニュースレター、Facebookチャンネルなども情報発信をされているそうです。その他、エシカルやエシカルな商品・サービスついては様々なところで発信されています。さらに学びを進めていきたいです。

今後も新しい言葉を取り入れていきます。お役に立てますと嬉しいです。

2024年6月のわたくし

5月は落ち着くと思ったら、いろいろなご縁があり、いろいろな種類のことをしていました。そして寒暖差が激しく、だるさと眠気と戦っていました。振り返ればこれが「五月病」だったのかもしれません。みなさまはいかがでしたでしょうか。6月の代表の動きになります。

1:セミナーや執筆などの創作活動

2024年5月は事業実施の公的支援機関のレクチャーやセミナーなどの準備も増えてきました。補助金は小規模事業者持続化補助金がタイトな中、ご対応をさせていただきました。

▼セミナー

夢を叶える壁打ちラウンジ 2024年6月11日(土)21:00~22:00
形式:オンライン(Zoom開催)※お申し込みされた方にお伝えします
費用:無料
詳細とお申し込み:PARK(リンク)にてご覧ください。

東大和市創業塾 2024年6月15日(土)10:00~16:30 終了後個別相談あり
1日目マインドセットに登壇させていただきます。

▼執筆

ブログ
3日に1度(線路の日)に自分のキャリアや補助金、新しい言葉についてこちらでブログを書きはじめました。記事が60本くらいですが、100本になるとアクセス数が増えてくるというのでそれに向かって頑張っております。いや、PCに向かって書いてみると記事が出てくるのですね!

2:ファンドレイジング活動(補助金、助成金)

事業再構築補助金
4月23日公募要領が公開されました。締め切りが今までは公募が出てから1か月半から2か月だったのですが、今回は7月26日(金)と3か月先になりました。売上10%の新規事業を作れるかの覚悟を問われている内容です。金融機関の融資を受ける場合は金融機関の確認書が必要です。なお、電子申請のみなのでgBIZidが必須です。

小規模事業者持続化補助金
16次公募の締切は2024年5月27日(月)でした。前回のこちらでは公開されておらず、公開されて3週間で、オンラインのみと、申請された方はハードだったと思います。15次公募の結果は出ておらず、穴場なのかもしれませんが…
電子申請(gBIZidが必須)はwebシステムに入力していく(ワードプレスのような方式)です。事業検討もされたいこととそれに至る背景、どうなっていきたいかをみるためには1か月半ほど必要になりますので、ご検討を始められることをお勧めします。こちらの補助金はご自身でしっかり考えていきましょうという趣旨のものです。公的支援機関(お住まいの地域+経営相談、お住まいの都道府県+よろず支援拠点など)でも無料何回でもみてくださいますが、ご相談があればおっしゃってください。

事業承継・引継ぎ補助金
動きはないようですが、あればお伝えします。3つ類型がありますが、「経営革新事業」が後継者が行う新規事業対象でなじみやすいです。後継者にはその会社での経験年数か同業他社の経験年数、所定の後継者研修受講、特定相談支援受講など条件がありますので確認してください。
また、他の補助金はワードベースが多く図なども使用できるのですが、この補助金はエクセルベースで表などではなく文字でロジックで伝えていくことが求めれるので、注意が必要です。

ものづくり補助金 
18次応募が2024年3月27日に締切でした。次の公募は未定で、公開されていません。設備投資やDXの補助金は多く、政策課題にもあるのでこの形式か自治体の補助金として継続される気がします。

大型補助金コンサルティング会社の倒産
中小企業診断士及び補助金支援に携わっている方たちの中でが話題になっていたのは、大手補助金コンサルティング会社の北浜グローバル経営様の倒産です。私もご縁はありませんでしたが、耳にしたことがある名前でした。
同社に申請を支援いただき、採択後の交付申請、実績報告の途中でサービスが受けられない事業者様がお困りになっているとのことです。補助金を多く手がけられているコンサルタントさんにはお話がきているとか。私はどちらかというと申請の事業計画作成を得意にしているので、お問い合わせもなく、あまりお役に立てないので申し訳ないです。行政の相談窓口などでは助言にはなりますが、無料で相談に乗ってくれるケースもあると思います。ぜひ補助金獲得まで進めていただけけるよう願っております。

支援者としては、補助金の位置づけが新型コロナウイルスでの再生の救済的な施策の意味合いから、ビヨンドコロナ(アフターコロナ)の転換を感じさせられる事例でした。最近出されている補助金はお金だけではなく、公的機関が認めた専門家による事前相談や伴走型支援がセットになっているケースも増えています。事業者様にとってお金だけあればいいのだよではなく、我々専門家の伴走に価値を感じていただき、投資がより有効になるようご支援していきたいです。
ソーシャルビジネスのお問い合わせが増えています。NPO設立経験や補助金も財団助成金も多少経験していることでお役立ちできることがあると嬉しいです。

当事務所へのご相談につきましては、INQUIRY(お問い合わせ)よりご連絡ください。

3:その他

東京都や中央区・港区、横浜市(あいうえお順)など公的支援の専門家として活動しています。ドリームゲート専門家(ページはこちら)を継続しております。お問い合わせ(リンク)からお尋ねください。

【当事務所についてその5】国家資格キャリアコンサルタントとはなんでしょうか

前回、その1(当事務所の名前の由来)その2(中小企業診断士とは)その3(フリーランスとは)その4(藤田有貴子ってどんな人間ベース編)はいかがでしたでしょうか。

今回こそ私が保有している資格である国家資格キャリアコンサルタントについて語ります。お問い合わせにもキャリアコンサルタントについてもいただいています。なぜ今まで書かなかったかというとかつて以下のブログで書いていたからでして、適宜引用しながら、追加しつつ伝えてまいります。

国家資格キャリアコンサルタント(中小企業診断士の非保有者向け)

Q1:キャリアコンサルタントとはなんですか?

回答:
厚生労働省のウェブサイトよると「キャリアコンサルティング」「キャリアコンサルタント」については以下のように書かれています。

「キャリアコンサルティング」とは
労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うことをいいます。
(藤田注記:働く人の働き方やキャリアアップについて相談に乗ったりするということになります)

「キャリアコンサルタント」とは
キャリアコンサルティングを行う専門家で、企業、需給調整機関(ハローワーク等)、教育機関、若者自立支援機関など幅広い分野で活躍しています。
(藤田注記:キャリアコンサルティングを行う、そのような必要なところで活躍しています。大学にも多くて最近は高校や中学で多いです。起業家向けにも必要ということを感じます)

「キャリアコンサルティング」の活用・効果
 キャリアコンサルティングを通じて、自分の適性や能力、関心などに気づき、①【自己理解を深める(注:自分とはこうだったのか理解する)】とともに、②【社会や企業内にある仕事について理解する】ことにより、その中から③【自身に合った仕事を主体的に選択】できるようになることが期待できます。組織内では、必ずしも自身の希望が叶うわけではありませんが、④【自身の潜在的なキャリアのニーズに気づき、仕事や能力開発の機会などを通して視野を広げ、自身のキャリア形成を考えていく】ことが大切です。
(藤田注記:①自分のしたいこと好きなことできることや望むキャリアについて理解し、②現在はどんな仕事があるかを探してみて、③その中で自分がマッチしそうな仕事を選んでいく、④まだその仕事がない場合もこういう仕事やキャリアを求めていることがわかっているので必要な教育や経験を積んだりして自分のキャリアを考えていく)

キャリアコンサルタントは、③(クライアント)自身に合った仕事を主体的に選択し、④自身でキャリアを形成してもらうための支援者であるという基本原則に従い、Aクライアントに自己理解を深めてもらう方法(問いかけ、態度など)、Bクライアントに仕事に気づいてもらうために提供する仕事情報にもふれます。


(藤田注記:キャリアコンサルタントは「クライエントさまが③自分に合った仕事を主体的に選んで④自分でキャリアを形成していく」こと支援します。そのためにはクライアントさまがA自分のしたいこと好きなことできることや望むキャリアを理解・ハラオチし、B可能性に自ら気づいてもらうことが大事であり、キャリアコンサルタントが決めつけたり、押し付けないことがとてもとても大事です。そのために「対話と傾聴」でクライアントさまのお話をしっかり聞くのがすべてのベースです。これはコーチングや伴走型支援でもベースとなっていると思います。

ただ、対話と傾聴だけでは終わりません。クライアントさまのお話をしっかり深めながらお聞きして、その方が本当に求めているものは何か、問題や課題は何かを見立てていきます。その課題の仮説についてこうなのでしょうかとクライアントさまと確認しながら、進めていきます(確認をしないとクライアントさまの理解が進まないからです)。お話を進める中で解決にあたって、理論で当てはまる見方や解決方法はないか、この方がまだ気づいていない新しい仕事や環境のお話、他の事例など(情報提供)をお伝えして、クライアントさまの選択肢を増やして選ぶ可能性も広げていきます。「選択疲労」という言葉もありますが、キャリアコンサルタントについてはある程度広い中で自らで選び取っていく、選べなければ選ぶ方法も考えることが求められているような気がします。)

必要とされた背景
今までは新卒一括採用、終身雇用制度や年功序列、この年代に勤めて出世して結婚して出産して、退職して…とみんながある程度同じキャリアを選んでいました。現代は、少子高齢化社会による年金支給年齢の延長、再雇用などで生涯現役と年齢に働く流れなど就業環境の変化がでてきています。また、「働き方改革」「ワークライフバランス」に代表されるように、仕事一辺倒ではなく、ライフ(人生そのものやライフイベント)とワーク(仕事)とともに人生を考えていくという流れにあります。例えば子育てや育児、介護との両立、兼業副業などはこの流れでしょう(創業支援で兼業副業の方はとても多いです)。「会社は辞めてはいけない」という風潮で短期離職が多いと転職しづらいこともありましたが、現代は新卒の多くが3年目でやめてしまうという状況でやめたら実際どうするの?ということもあります。そのような多様化する価値観や働き方がある中で、自分自身が自分に合ったキャリアを自ら創っていく必要が出てきました。

そのようなことを支援する立場としてキャリアコンサルタントの必要性が高まり、2016年度国家資格化されました。なお現在は、企業等で働いている人や仕事を探している人、大学生などが多いですが、加えて、病気療養との両立や大学生だけではなく高校生や中学生、留学生支援、創業者支援にも広がっています。

Q2:どうしたら受験できますか

詳細:
キャリアコンサルタント試験の受験資格は以下の通りです
キャリアコンサルティングの実務経験がある方(②~④)以外にキャリアコンサルティング経験がなくても、①の講座を受けて試験に合格すれば取得できます。

①厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
②労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験(5を参照)を有する者
③技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
④上記の項目と同等以上の能力を有する者

私の経験した①未経験で講習受講について、ステップを書いていきます。

Step1:「厚生労働大臣が認定する講習」に申し込み(受験予定6か月前)
ネットで検索すると講座紹介がいくつかでてきます。講座説明会に参加し、比較されると良いと思います。なお受講料は20万円前後しますので、私および受講仲間の多くは、当時企業に勤めていたので、専門実践教育訓練給付金を活用し、ハローワークに申請すると受講と合格実績で受講料の一部が戻ってくる制度を利用しました。(フリーランスはこの制度は使えません。経費にはなるのかもしれませんが)申込前にハローワークでキャリアコンサルティングを受けてジョブカードを書くのがよいそうですが、私は時間がなくて勤務先の社長に書類を提出し、印鑑をいただきましたが、実際にキャリアコンサルティングを受けてみるのはなおよいかもしれません。(申請手続きについては講座を実施する学校側もフォローしてくださいます)

Step2:認定講座を受講
講座は学科パート、演習パートに分かれており、前半の学科パートは通信(ビデオ受講)で行う講座もあります。ただし、演習パートは7週連続、一定の曜日に朝から夕方まで通い続けることが義務付けられています。通学講座の振替はできず、いけない場合は欠席扱いとなり(部分での出席加算あり)、8割以上の出席がマストです。社会人にはハードルが高いのですが、ただ20人前後で7週連続通い、共に学び、ロールプレイングも多いので、クラスには「試験を一緒に頑張ろう」とう仲間意識が芽生えてくることが多いようです。
申し込む際、忙しくなる時期は調整したほうがよいでしょう。

Step3:受験
認定講座の後に1-2か月後に2日間の試験(1-2週空くので注意)を受けます。2019年度は年に3回ほどありました。試験で学科と実技(実践)の2つが問われるのは診断士と同じです。診断士は学科=1次試験、実践=2次試験(論文)、実技=3次試験(口述試験)ですが、キャリアコンサルタントは筆記試験(学科)と実技試験(論文+ロールプレイング)というカテゴライズです。診断士のように1次試験が終わって2次試験ではなく、筆記試験と学科試験は結果を知る前に同時に受けられます。

学科試験と実技試験(論文)が同じ日にあり、その1-2週間後に実技試験(ロールプレイング)があります。筆記試験:100点満点で70点以上の得点、
実技試験(論文、ロールプレイング):基準項目で基準点に達して、全体で6割
とる必要があります。片方不合格の場合は合格は数回は持ち越され、次回に片方だけ受験可能です。

「特定非営利活動法人日本キャリア開発協会(JCDA)」「特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会」の2つの受験団体のいずれかで受けることができます。学科は両社共通ですが、実技(論文とロールプレイング)は両者で違います。違いについてはここで述べることは差し控えます。
私の受けた学校の講座は2つの団体に対応していましたが、片方の団体により対応している場合もあるのかもしれません。

学科試験や論述試験で左脳を動かし、ロールプレイングでは右脳を動かすという両脳動かす感じが診断士とはまた違う過程でした。

Step4:試験結果発表
試験結果にかかわらず結果と項目ごとの点数が来ます。振り返りができます。

Step5:登録・更新制度
学科試験、実技試験とも合格し、晴れて登録後は5年間で登録更新の必要があります。私も2024年4月に更新をしたばかりです。
登録要件として、厚生労働大臣が指定するキャリアコンサルタント更新講習38時間(知識講習8時間・技能講習30時間)以上を受講・修了することが求められています。知識講習は動画で数十時間、私はJCDAで受けました。技能講習30時間は、そのなかの10時間は、実習(実際の業務)とキャリアコンサルタント技能士1級の方のスーパービジョンで10時間までは代替可能です。私はどっちもお願い出来ましたが、キャリアコンサルタント技能士1級の先輩のスーパービジョンを受けて勉強になりました。それ以外の20時間は講座でとりますが(ぐぐるとリモートの講座も含めて、結構あります。なお、私は所属しているJCDAやモチベーションジャパン(リアルのみで1級の先生が2名で教えてくださり、コンサルタント的な視点があり私はわかりやすかったです)、キャリアトランプ(お友達に教えていただきました。おしゃれなカードでわかりやすいです)、あしあとみらい研究所(1級の先生が新しいテーマについていろいろ開催があります。リモートです)を受けました。

なお、キャリアコンサルタント技能士二級を合格すると更新講習38時間(知識講習8時間・技能講習30時間)は免除されます。なかなか難しい資格です。

なお、試験スキームは私が持っている中小企業診断士の学科と実践、登録制度があるなど両者には共通点も多かったです。中小企業診断士と国家資格キャリアコンサルタントを両方を持っている方は一定数いらっしゃいます。両社の比較については上記のブログに意識して書いています。

Q3:実際になってみてどうですか?

回答:
正直、気になりますよね。「待っていては仕事は来ない」です。いくつか資格を持ってみてわかりましたが、資格は取るのは大変だったり時間をかけたりしますが、とってみると経済学でいうところの需要と供給みたいなことになります(以下の写真がイメージ)。なった人が社会に求められていれば仕事があるし、求められていなければできない。

キャリアコンサルタントを増やすという施策はある(供給は増える)のですが、それを受け止める仕事(需要)はその分あるわけではなく。こういう時どうするのかというといくつかあるかなとおもうことをまとめますね。

方法1:キャリアコンサルタントが集まる場に積極的に参加する
キャリアコンサルタント協会やネットワーク、コミュニティに入る、そのイベントに参加して先輩や仲間とつながりを作っていくことでしょうか。大規模なところも小規模なところもあります。コミュニティでもいろいろ活動をしていて、お人柄や実力がわかるとお仕事がくることもあります。ただこれは入ったらすぐ仕事がある=即効性があるわけではなく、信頼築盛のためには一定の時間が必要な気がします。これはフリーランスや士業にも言えそうです。あとコミュニティの持っている雰囲気や相性があるので、あわなければ無理にとどまらず、動くことも大事だと思います。

方法2:キャリアコンサルタント×〇〇として発信していく
方法1が集団だとすると、個人としての発信も有効です。キャリアコンサルタントという人はそれなりにいるので、ブログなどで発信するときや打ち出していくときは、キャリアコンサルタントに領域をかけ合わせたり、自らの特徴を打ち出すほうがいいと思います。
キャリアコンサルタント×介護、元お笑い芸人のキャリアコンサルタントなど今はChatGPTも使って案を出してくれたりもします。

自分の過去のつながりでキャリアコンサルタントの知人やキャリアコンサルタントを探している方がいたりするこちがあります。そういうこまめなアプローチが実際の仕事につながることはあるように思います。

方法3:インプットとして割り切る

キャリアコンサルタントを仕事を生み出すものとしてする(アウトプット)のが上2つですが、無理にアウトプットでいかず、インプットに徹する手もあるかと思います。職場で生かす、プロボノをする、次のキャリアで生かす、自己研鑽に生かすでも意味があります。

自ら意味を見出すことが役立てることではないかと思います。キャリアコンサルタントとしてもクライアントの起きていることに意味を見出すのも大事なことではないかと思うので、自分で試してみるという方法はあるかもしれません。個人的には無理に維持しなくてもいいし、心地いい感じで持っていればいいかなあと思っています。

話してみたくなった方は、ぜひ毎月11日開催の「夢を叶える壁打ちラウンジ」(無料・オンライン・2名まで)にいらしてください。

【気になる言葉その1】VUCAの進化系”BANI”とは

新シリーズとして、世にある新しい言葉をほぐして、紐解いていこうと思っています。

栄えある第一弾は「BANI(バニ)」です。私は思わず、パニーニを思い出しましたが、パニ(PANI)ではなくバ二(BANI)のようでございます。

Q1:BANIってなんですか?

回答:
よく聞いてくださいました!まず、VUCA(ブーカ)という言葉を耳にしたことがある方はいらっしゃるかもしれません。ビジネスなどにおいて現代の状況を示す言葉として使われています。

▼VUCAとは
Wikipediaによると、「VUCA(ブカ、ブーカ)はビジネス用語。volatility(変動性)、uncertainty(不確実性)、complexity(複雑性)、ambiguity(曖昧性)の頭文字を並べたアクロニム。1990年代後半にアメリカ合衆国で軍事用語として発生したが、2010年代になってビジネスの業界でも使われるようになった。「今はVUCAの世界になった」というような文脈で使われることも多い。」と書かれれています。

では、BANIとは。残念ながら、Wikipediaはまだありませんでした。ネットを調べておりましたら、塚本牧生氏のnote記事によると、BANIのその前にTUNAもあったようです。ツナとは覚えやすいですね。出典も書かれているので、ぜひご覧ください。

▼BANIとは
カリフォルニア大学教授で未来研究所のメンバーであるJamais Caisco氏がコロナでVUCAの限界から提唱された理論。同じく4つの頭文字をとったものです。

Brittle(脆弱性)
→もろくて弱いこと。悪いほうでいうと、災害やコロナやネットウイルス、スキャンダルや風評被害のような今までは着実にあると思っていたものが一瞬で崩れるということ。いい意味でいうと、はかなくいとおしいもの。

Anxious(不安)
NHKの2023/11のWEB特集(リンクあり)では物価高騰、災害、政情不安を背景に不安症が増えていると取り上げられています。
一方、不安は人間に古来から備わった自分を危険から守るという意味もあります。ストレスは悪いことだけではないといいますが、不安があるから解消した時の嬉しさが増す、成長できるということもあります。

Non-linear(非線形性
→非線形性は、線形性(視覚的にグラフで表すと原点を通る直線や平面となる)の反対語。インプット(努力や経験)に見合ったアウトプット(効果)が出ないということです。努力が報われないという悲しいこともあるが、棚ぼたラッキーもあるともいえます。

Incomprehensible(理解不能性や非不可解さ
→今までの理論では当てはまらず、解明できない。ただAIやビッグデータや他分野の視点で解明できれば、そこに価値がわかれば、ビジネスでいえばビッグチャンスとなります。

そんな意味のようです。。

Q2:VUCAとBANIはどう違いますか?

回答:
違う方が違う発想で見ているので当然違いますが、私なりにこう感じています。

VUCAは状態であり、BANIは感情や解釈も含まれており、よりカオスに近い

ロジカルシンキングにはMECEという「もれなくダブりなく」という言葉があります。
VUCAはすべて状態を示しており、MECEに近いです。(曖昧と複雑は多少かぶるだろうとはおもいつつ)
BANIは状態以外にも感情(不安)も理解不能さ(人間の解釈)まであり、全然MECEではありません。ただ、「MECEに縛られていてはだめですよ」というメッセージの気もするのです。

Q3:BANI時代にどうしたらいいですか?

回答:
自分なりに考えてみました。

Brittle,(脆弱性)
悪い面については、予防としてBCPという危機管理対応をする面と、実際に何かあったときに対応は柔軟にしてホットラインを複数確保しておくのがよいと感じています。前者のBCPは事業者であれば事業継続力強化計画という計画をたてる制度がありますし、リスクを洗い出すだけでも違うはずです。後者は日々気にして大事に人間関係を作っておくことかなと思います。
良い面は、はかなさは四季が豊かな日本の繊細な日本人ができる、まさにお家芸だとおもっています。プロダクト、アクティビティ、伝統工芸やアート、アニメ、コンテンツ…はかなさをいかに価値にするかという視点もあるように思います。

Anxious(不安)
→ロジカルに言えば、あるかもしれないことを悲観するより、予防して、データとしてとらえていくのがよいのでしょう。ただ、人間だもの、強くないし、不安は個人による差も大きいし、不安が蓄積すると膨大に増えて扱えなくなります。自分に合っていて無理なくできる方法をなんでもいいから作りだめするとか、アプリで呼びかけてもらうとか、プロの力を借りるというところになるのではないでしょうか。創業やキャリアの不安であれば公的機関での窓口は結構充実しています。
→不安を持つ人が増えれば、不安解消をするためにお金を投じる機会が増えるので、ビジネスチャンスにもなります。不安を持っている人にどうやって伝えるかになりますね。多くの人が不安を持つ市場はレッドオーシャン(競争が激しい)になるので、その中で自分なりに差別化して、どこのポジションをとるかでしょうか。

Non-linear(非線形性)
→予測が立たないので、まずいろいろ仮説を立て、いえ直感でも種は蒔いておくのが必要と感じています。意外なところから芽が出ることはよくあるけれど、種を撒かないと芽が出ることはありません。ただ経験上すぐ出るわけではないので全力でするというよりも肩の力を脱いでできることをするという感じでしょうか。
→ただ、努力が無駄で線形性は0のはずはなくて、インプットや経験の部分は大事と思います。

Incomprehensible(理解不能性や非不可解さ)
→理解不能。自分が着想したアイデアを話したとき、みんなわからないといいました。そういうものだと思っています。当時は自分が悪いと思っていたけど、ほかの人も新しいものの話を聞いてすぐわからないし、それは仕方がないことで、だからこそイノベーションだとおもうのですよね。
探偵さんが証拠品をみつけたようにピースとして集めて解釈してみると見えてくるものがあるように感じます。山口周さんのnoteの記事でも「見る力」が大事ということですが、訓練もある気がしています。ピースは1より2、3の方がより明確になりますし、早くからデータをとっておく方が有利なので始められるところから始めるのがいいと感じています。

いかがでしょうか。VUCAもBANIもそうですが、このような言葉はあくまでも考えるきっかけで、この言葉で自分のことを振り返れるところは振り返ってみるという使い方がいいように感じています。知っていて当たり前でしょマウントは好きじゃないです…

今後も定期的にシリーズにしていきます。お役に立てますと嬉しいです。

【補助金のがっこう。その5】補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)はみていただけましたでしょうか。今回は、補助金と比較される助成金、給付金の違い、そして3つの助成金についてお伝えします。

Q1:補助金、助成金、給付金はどう違うのでしょうか

回答:
表にまとめるとこんな感じです。

対象内容

補助金は事業について、助成金は人材について、給付金は困っていることになります。国の補助金は経済産業省や中小企業庁、国の助成金は厚生労働省です。自治体でも補助金は経営支援関係、助成金は労働関係の部署が担当されています。

タイミング

補助金は締め切りがあり、選抜があります。助成金は条件に合致し、申請して資料を提出する必要があります。給付金は所定の資料を手続きに沿って出す必要があります。助成金や給付金は正しい書類を早く出すことが重要ですが、補助金はそれに加え、その事業計画の成長性や独自性、必然性なども示していく必要があります。

奈良県よろず支援拠点のブログ(リンクあり)にも書いてありましたのでご参考にしてください。

Q2: 助成金の3種類の意味

回答:
助成金は、3つの意味がありますので、お伝えします。

その1:厚生労働省の「事業主の方のための雇用関係助成金」

助成金というと、厚生労働省の「事業主の方のための雇用関係助成金」が一番メジャーです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html

厚労省のパンフレット(リンクあり)もみつけました。厚生労働省の助成金については、事業者が自ら行うか、社会保険労務士に相談や依頼するしかないことにご注意ください。社会保険労務士以外の方に手伝ってもらうのは法律違反です。よって私も情報提供にとどめます。

第2位:財団等助成金・民間助成

財団法人や企業などがNPOや非営利事業について活動の助成をするものです。営利企業中心の補助金とやや異なるのですが、NPO法人は補助金も財団等助成金の対象になるのでどちらも考えられます。

文部省のサイトに民間助成へのリンク集がありました。
https://www.mext.go.jp/a_menu/renkei-kyoudou/1335753.htm

その3:東京都の補助金・助成金

東京都は数多くの事業者への補助金や助成金のような資金提供をしています。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/index.html

ただし、東京都の事業は補助金という表現は使われず、国や他の自治体では補助金といわれるスキームのものでも「助成金」あるいは「助成」という名称になっているものも多いです。中身をしっかり見て対応してください。

以上、いかがでしたでしょうか。お役に立てますと嬉しいです。

【当事務所についてその4】藤田有貴子ってどんな人間なのですか?ベース編

前回、その1(当事務所の名前の由来)その2(中小企業診断士とは)その3(フリーランスとは)はいかがでしたでしょうか。

今回こそ国家資格キャリアコンサルタントについて語るところですが、その前にまた気持ちが変わりまして、いえ戻りまして(*^-^*)シリーズその4「藤田有貴子」ってどんな人間でしょうか(ベース編)についてお伝えします。理由は、先日お名刺交換をしてサイトを訪問したかたがブログで書かれていて素敵と思ったからです。個人事業主=個人だから、companyに公式的なことを書いてあるのですが、ここでもお伝えするほうがいいのかなあと思いました。

日々、創業される方やスタートアップさま、いろいろな事業者様、社長様にお会いする中で「キャラが最大の差別化であり価値の源泉」ってつくづく思うんです。このキャラは単に性格だけではなく、「体験や経験、生き様が一体化され混然一体としみついている集合体」という意味です。成功した起業家の行動論理(エッセンス)である「エフェクチュエーション」も自分はどんな人とか経験などの「手の中の鳥」から始まるそうです。創業セミナーとかでも自分のことをみつめてくださいってお話したりワークをさせていただくのですけど。これが自分ではわからない!なのでこうやって発信して、それをみて来てくださった方に伺ったりして、整えているという感じです。その話は今年コンテンツとしてリリースしていきますが、まあそれはその時に。あ、脱線しましたね(脱線大好き💛)

今回はキーワード形式で行きます!こんなイメージ!

キーワード1「まだ形になっていない『検索ワードにないところにこたえる人』でありたい」

詳細:
フリーランスになるにあたり、いろいろな人の話をお聞きする機会があり、分析してみました。
フリーランスでも士業というカテゴリーの中小企業診断士というところにいます。同業の方は大きな会社などいわゆるちゃんとした会社で経験を積んで独立する方が多いです。一方、別の士業のダブルホルダーや若い方が新しい感性の中でされているケースもあります。

確立された分野は大きな会社にいた人の知識や専門性の高い方にはかなわない、若いものについては若者にはかなわない。それならカオスにいこう!と。今は先が見えないVUCAの時代、答えのないものに答えを出すの大好き。
だって、検索ワードがあるものはみんな検索しますよね。「検索ワードにないところにこたえる人」「なんかやってくれる人」でありたいし、ふわっとしたところでお問い合わせをいただけるポジションになりたいと思っています。

正直、ここが優先順位で、時間も使っていますし、前回フリーランスで書かせていただいた「②自分の技能」を高めています。「これが必要!」と全集中していると情報がきたり、めぐりあわせがあったりします。

人は目で見えるものを脳でかなり編集してみているようです。全部受け止めると情報が処理ができないから。「こうする」と決めることでそれが入ってきやすくなっているのかなとはフリーランス初めて思います。生活もかかってますからね^^

分野で言うと、営利×非営利、ライフサイエンス、ITサービス、エシカル、スクール・コンサルティング、クリエイティブな多動系の領域とはご縁をいただいているかもしれません。

キーワード2「感性×テック×壁打ち 『いたこ』から事業計画のワンストップサービス」

詳細:
フリーランスになり、好きなものにフォーカスしています。悪い言い方ではどんどんわがままになり、好き嫌いが激しくなっています。フリーランスはそうしないとQOL(生活の質)も収入も下がりますので必然です。

ただし、「お仕事=人生」なので、もちろんその中でオンの時もオフ度が高いときもありますが、お休みという概念はありません。ただ会社員のころも楽しみや改善を発見しないと働けなかった(流したり相手のせいだけにして処理できなかった)ので、より自由にしている感じです。会社員時代にメリハリをつけている方はフリーランスでもメリハリつけられているのかもしれません、経験がないのでしらないですけど。

そういう生き方をしていると周りにもそういう方が集まってきます。まあ、事業を起こす人はそういう傾向が余計強めなのでしょうね。「収入は周りの3人の平均値」という言葉があるように、似ている人が集まってくるんででょうね。それがまた楽しいです。

どうやら私は、事業計画をつくるプロセスがひとと違うところがあるようです。ヒアリングをしてお相手の方のヒストリーを受け止め、過去現在未来の流れがある事業計画のイメージをお相手と壁打ちで確認していくステップをします。そこは私ではなくて、高性能AIというか自分が抜けて「いたこ」のようになっています。自転車をこいでいるときに勝手に足が動くみたいな「勝手にしゃべる!」という感覚になります。

世の中にはカウンセラーさんのようないたこのようなセッションが得意な方も、事業計画(数値)を作るのが得意な方もいます。ただ、「セッションから事業計画(数値)までワンストップで練り上げていくのは少ない」と言っていただいたことがあるので拝借しています。
お相手の方によっては、言葉にしたものを拝見する壁打ちも、書くのが苦手あるいは時間がなく文字化をしてほしいというときもあります。そこは心地いいほうがご自分のビジョンもお話になれ、壁打ちもでき、いい未来ができるとおもうのでお相手に合わせるようにしています。

キーワード3「公共×新規事業」

詳細:
お仕事としてエージェントさまなどから引き合いがあるのは、「公共×創業or新規事業(ガバメントテック)」です。新卒時のシンクタンクで公的セクターのコンサルティングや実証実験をしていて刷り込まれている(笑)のと、補助金申請から実行の経験と委託事業プロマネ経験で、お声がけをいただきます。事務処理は得意ではないのですが、修羅場を一杯くぐってきましたので、スキームを作ったり問題に対応していくのは得意と感じています。何かありましたら、ぜひご相談ください。

あら、宣伝になってしまいました!失礼いたしました。

話してみたくなった方は、ぜひ毎月11日開催の「夢を叶える壁打ちラウンジ」(無料・オンライン・4名まで)にいらしてください。

【補助金のがっこう。その4】補助金のよくある間違い

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)はみていただけましたでしょうか。今回は、私も書く立場だと間違えそうになる!補助金のよくある間違いについて書きたいと思います。ちょっとタスクに終われていまして、ショート目になります。

Q1:よくある間違いトップは?

回答:
「要件不備」といわれる資料がそろっていなかった例です。公募要領の後半に、必要な資料の一覧(ファイル名が書いてあるものもあります)や補助金によってはチェックリストや申請のためのs量がある場合もあるので確認しましょう。不明点は、事務局の電話などで確認しましょう。電子申請は入れていないとエラーになって進めなかったりするので少し安心ですね。

国の補助金だと補助金のFAQならぬ「Q&A」が公開されているものもあります。参考になるかもしれません。

窓口に聞きに来る方もいます。

Q2: 「もったいない」と思ってしまうケースは?

回答:
いくつかあげてみます。

第3位:突然の登場!

補助金は「おじいちゃま(おばあちゃま)におこずかいがもらう」シチュエーションに少し似ています。

多額のものを買う場合、最初にはなく、最後になって「これを買いたいのです」どーんと出てくるケースがたまにあります。前半はなかなかよく書けているのにもったいないです。これを買うために補助金を申請したいなら、なぜそれがないといけないのかを、経営課題や取り組みの中で示す必要があります。またどういうものかを機械であれば型番やなぜこれなのかをしっかり示す必要があります。チラシならどこでまくのかや枚数はマストです。

「タブレットを買いたい」だけではゲームがしたいのか、YouTubeをみたいかわかりませんが、「勉強の教材を見たい」「ドリルをしたい」といえば納得するかもしれません。

第2位:無難すぎ

スマートすぎる申請書。一般名詞とそれはそうよねだけでは、心にひっかかからず。なぜこの会社がこの事業をして、補助金という投資がいるのかがみえてこない。具体的に、社長の思いや心の声やお客さまの声、固有名詞はできるだけいれるほうがいいです。これが妥当性や実現性の根拠になります。補助金の審査はあなたを知らない方がされるので、知らない人にわかってもらう必要があるからです。

第1位:専門用語ばかりで、文字ばかりでわからない

横文字、専門用語、業界用語は注釈を入れましょう。専門用語が自分ではわからないこともあるので、第三者の誰かに一度読んでもらってもいいかもしれません。文章だけでわからないものは図表や写真を入れるとより良いです。IT導入補助金や事業承継・引継ぎ補助金などテキストやエクセルベースのもの以外は図表や写真を貼り付けられることが多いです。図表と写真ばかりでもわからないのでそこはお気を付けくださいませ。

以上、いかがでしたでしょうか。ご参考になさってください。有償にはなりますが、申請書のレビューも受け付けておりますので、ご相談もお待ちしています。


【当事務所についてその3】フリーランスってどうでしょうか?

前回、その1(当事務所の名前の由来)その2(中小企業診断士とは)はいかがでしたでしょうか。

通常であればもう1つの国家資格、国家資格キャリアコンサルタントについて語るところですが、その前に気持ちが変わりまして(;’∀’)お勤めの方に聞かれるシリーズその3「フリーランスなんですね。どうでしょうか。」についてお伝えします。

Q1:フリーランスとはなんですか?

回答:
Wikipediaによると、「フリーランス(英: freelance)は、特定の企業や団体に所属したり、特定の組織の活動に専従したりしておらず、したがって雇用契約や労働契約の関係を結んで労働力を提供するのではなく、業務委託などにより自らの技能をサービスや成果物を通じて提供することによって生活する社会的に独立したライフスタイルの個人事業主を指す総称である」とあります。ポイントは、以下になりそうです。

  • ①特定の企業や団体に所属していない、特定の組織の活動に専従していない
  • ②業務委託などで自らの技能をサービスや成果物で提供する
  • ③社会的に独立したライフスタイル

①特定の企業や団体に所属していない、特定の組織の活動に専従していない

私も資格の協会や商工会議所などの団体には所属していますし、フリーランス協会もありますし、各技能の協会やコミュニティもあり、どこにも所属していないフリーランスはあまりいないと思いますが…

特定の企業や組織にコミットをする(専従する)とその分得られること(収入の安定性や心理的安全性、深い情報に触れられる)ことも多いです。一方、収入的や精神的にその団体に縛られることになり、自由に判断できないこともあります。フリーランスよりも大事なのはキャリアであり、収入面なのでメリットデメリットで主体的に決めることだと思います。

「組織に締め付けられて困っている」というお話もたまにききます。収入面や人間関係で難しい事情もあるかもしれませんが、フリーランスであれば組織側が何とおっしゃっても、嫌なら組織をやめて、自立すればいいことだとおもいます。法制度でも守られている雇用よりは関係は契約関係でドライです。ただし、契約書などになると法律の問題になります。フリーランスにも下請法が適用され、下請法の相談窓口もあります。
組織との相性があるので、自分がいいというところにかかわればいいと感じています。それがウェルビーイングであり、生産性も創造性も上がって結果としてよいと思うのです。フリーランスは自由なんです。

それに大事なのが次の「②自分の技能」を高めることです。そうすると組織を離れても大丈夫になります。私も技能は高めるよう努力しています。詳細は以下をご覧ください。

②業務委託などで自らの技能をサービスや成果物で提供する

自分の「技能」を「成果物」で提供するということ。

内閣府が2019年実施した調査によると、産業別フリーランスで一番多いのは「建設業」のようです。
建設業=まさに技能!内装・外装など、工程に分かれていて、資格も多いですね!
成果物=建物など
となるのでしょうか。
卸売・小売についても目利きや販売、接遇は技能ですね。

ただ、こちらをご覧になる方の中はフリーランスといえば、PCの前でするお仕事を想定されている方も多いと思います。

株式会社デイトラが全国のフリーランスを対象に2021年10月に実施した『「フリーランスの道」に関する調査』によると、現在の職種はライター、デザイナー、コンサルタントがTOP3でした。こちらのほうがフリーランスという言葉からイメージしやすいかもしれません。

ただこれでお伝えしておきたいのは、「技能を高めるにはどうするか」です。
「技能を高めるスクール」「創業者としての事業を学ぶスクール」に通おうとする方が多いようです。どのスクールも特徴があります。大事なのは、①ご自身の経済状況と②ご自身の技能レベルを含め、③費用対効果(コストに対し何を得られるか)をしっかり考えてから選ぶことかとおもいます。

なお、後者の「創業者としての事業を学ぶスクール」については、数十万円単位のものがあると聞きます。それなりの投資をする意義があるというのなら問題ないですが、大事なのはご自分で雰囲気ではなくご自身で上記①~③をちゃんとみているかです。私は会社員時代ある程度の額のセミナーに行き後で後悔したこともあります。できれば最高数万円の範囲で受けられる公的な創業塾・創業スクール(自治体名+創業塾あるいは自治体名+特定創業支援で検索してください)を受けてみてください。オンライン形式の一回完結セミナーやオンラインの無料セミナーもあります。見極め方を聞かれますが、自治体主催と商工会議所や商工会議所主催は信じていいと思います。創業の基礎や目利きができるようになってから必要に応じて他を考えていただくことをおすすめしています。

技能については私の業界の例では、東京に多いですが「マスターコース」と呼ばれるゼミ形式のスクールが存在します。私が通ったのは「稼げる!プロコン育成塾」というところです。人的資本という考えがありますが、お仕事についてご相談する先輩はこちらの先輩やOBの方が多いです。一時期正社員で務めた中小企業診断士の社長の会社も専門家や大きな団体の執筆のお仕事などもこちらのご縁で得たこともあります。他もいろいろ特徴もあります。
以上は私の例ですが、どの分野でも複数を①カリキュラム、②価格、③先生が誰か、ご相談ができるか、④コミュニティとしての横のつながりで検討され、しっかり見極めてください。企業等に勤めていれば所定のスクールについて受講料の一定割合が戻るなどの厚生労働省の支援制度を利用できる可能性がありますが、フリーランスには利用できません。勤務時代からスクールに通うなどをご計画されることをおすすめします。

以前「収入もたたず、事業開始に必須でもなく、貯金がないが、よりよくするために100万円のスクールに通いたい」というご相談があったのですが、①収入をためてから考える、②100万円のスクールのエッセンスを分解し、その要素を安く受ける方法を検討する、ことを全力でおすすめしました。100万円のスクールに通えば学ぶことは0であることはないでしょう。それを先方はいってこられます。しかし大事なのは100万円の投資が賄えるか、事業に100万円をはるか超える売り上げが出る妥当性だとおもいます。

③社会的に独立したライフスタイル

なお、Wkipedeiaでは続いて「日本では法令上の用語ではないが、自由業または自由職業とも呼ばれる。この形態により請け負った業務を遂行する人をフリーランサーまたはフリーエージェントとも呼ぶ。」とあります。

確かに フリー=自由 ですものね!

私のお仕事は公的支援分野(行政からの直接のお仕事など)、企業様などに補助金などの公的支援や壁打ちなどでの支援、それ以外の事業(研修や執筆、キャリアコンサルタントその他)ですが、売り上げ的にそれがいきなりなくなることもよくありますので、特定の売上割合を増やしすぎないようにしています。

無理にバランスさせないで、1つにしっかりコミットする(フリーランスではないかもしれませんが…)もありえます。それらはすべて個々人のキャリア戦略です。

なお、私は中小企業診断士という国家資格を持っていて士業ともいえます。士業の団体(協会といいますが、医師会とか弁護士会とかそれぞれに名前がついていることが多いです)はその団体に入っていないとお仕事ができないというものが多いです。コンプランスなど守るべきことは当然ですが、組織であれば会社に入っているようなお作法もあります。

中小企業診断士は協会に入らないと活動できないわけではない一方、協会に入っているからこそいただくお仕事もあります。ただ、ベースとしているのは資格にとらわれず、ふじたクリエイトスタジオ(藤田有貴子)として自由にお仕事をしていくことなので、「フリーランス」と名乗っております。士業については別に語ることになるかもしれません。

Q2: フリーランスはどうですか?

回答:
「私には、あってました」が回答です。「ぜひなりましょう」とは決して言えないです。いいことばかりではないですから…

理由1:収入があり、生活が成り立ってこそのフリーランス

私の書いていることは夢を大事にと書いていますが、収入は大事と感じています。どの程度の収入はいいかは個人の価値観によりますし、収入を必ずしてもフリーランスの収入ではなく、ご家族などサポートしてくれる方や預貯金など経済状況は人によって違います。それで生活を維持できるかです。

「なんとかなるでしょう」でフリーランスになるのは自由です。うまくいったときがAプランだとすると、預貯金を切り崩す、サポート受けられる方に頼む、別の仕事をするなどのBプランを持っておく必要があります。Bプランがあればある程度大丈夫かなと思います。

雇用の場合は退職後、求職活動の意思があれば失業保険をもらえますし、疾病手当金の制度があります。フリーランスには基本ありません。

理由2:副業・パラレルキャリアでもある程度できる

正社員でも副業OKのところが増えています。非正規といわれる契約社員・派遣社員・パートアルバイトの方はより一層副業OKとなるところが多いと思います。
リモート勤務が増えたり、フレックスがあったりで、フリーランスのような仕事を兼業・副業ですることも可能になってきました。

私も独立する前は副業の経験がありますが、ベースの収入があるので余裕をもって行えます。入金が遅れても心配がないのはよいところです。フリーランス向けのマッチングサービスなども利用してまずされてみてください。

理由3:予想外を受け入れられるかの力

「自分が思っていた事業で売り上げを立てているとは限らない」ことも実際多いです。私も一時期全く違う仕事をしました。成功したスタートアップを含め多くの会社が立ち上げとは違う事業(ピボット)をして成功をしているそうです。当初は世の中に存在していなくて想定できなかったけど、その事業が案外自分には合っていてめぐりあわせといえるかもしれません。

自分が思っていたことと違うがしばらくたっても納得いかないことが多く、自分の心がすさんでいくなら、フリーランスをやめて雇用に戻ることもあれば、フリーランスでかかわった会社で「ここでもっとコミットしたい」と雇用に戻るケースもあるかもしれません。

今の時代は特に時代の変化も激しく、ChatGPTなど技術動向も早く「行動してみないとわからない」ので、それを楽しみプラスに変えたいです。フリーランスにとどまって成功したり、ご自身の成功の定義が変わったり、フリーランスから雇用に戻ってそこで出世をされてているケースもよくあります。これは私のテーマでもあるので、別の記事でしっかり書いていきたいです。

その3はフリーランスについてお話しました。気が向いたら、続きを書くかもしれません。ご参考になれば幸いです。

話してみたくなった方は、ぜひ毎月11日開催の「夢を叶える壁打ちラウンジ」(無料・オンライン・4名まで)にいらしてください。

【補助金のがっこう。その3】補助金になりやすい費用なりにくい費用とは?

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)はみていただけましたでしょうか。今日は夕方になって気づきました!(うっかりさん)日ごろ補助金のご相談を受けていると「なんでもかんでも経費は、補助金になるんでしょう」とおもっている方が多いです。もちろん知らないのは当たり前!目安があるとあるとわかりやすいかなとおもって書いてみました。

Q1:補助金になりにくい費用ベスト3とはなんですか?

回答:
そうですね。聞かれるけど、補助金になりにくい費用を答えますね。

第3位:パソコン・タブレット

事業に必要なパソコン、タブレットはとても人気です。知っている経営者さんはPCを持ちたくないとスマホでかたくなに補助金申請を終えましたが普通そんな根性を持つ方はいないでしょう。

これらについては「汎用的なものグループ」に入ります。ようは「事業にも使えるが、事業じゃない(PCならゲームや遊びのこと)にも使えてしまう」ものであり、そのような汎用的なものグループには原則補助金は出ないことが多いです。車も公道を走行できるのはだめだけど事業所内ならいいなど規定されています。

その心はもともと税金ですもの、「事業以外に使われるかの危険」と「ほかの人に転売される危険」のような気がします。逆の立場になってみてください。頑張って納めた税金が誰かの遊びに使われたり、転売されたら絶対嫌ですよね!

このPC、タブレットについてはIT導入補助金の一部やデジタル系の補助金でソフトを買うために必要と認められるなど一部対象になることもあります。金額の上限は10万円が目安ですが、2/3としても15万円のパソコンって結構いいものかえますよね。チェックし見てください。

第2位:人件費

事業を行うのにお金が必要になるのは人件費。人にお願いしたいとき、スタッフを雇うか、外部の方にお願いするか。それには費用が掛かります。

現在の創業する業種は、製造業や小売業より、サービス業、専門サービス業など目に見えないものをオンラインなど店舗を持たずに提供する形が多いので、最もかかる原価は人件費だったりします。

人件費は「該当することもあるが、ハードルがとても高い」といえます。研究開発型補助金の開発人件費(申請ハードルはとても高い)や東京都の創業助成金(とても難しい)のスタッフ人件費対象のものがあります。原則人件費は出ないほうが多いと思った方がいいでしょう。

なお、これらは従業員などの人件費であり、経営者である方の人件費は認められないと思ってください。創業融資でも従業員の人件費や外注費は対象になりますが、経営者の人件費は対象外です。コロナで困ったときに収入が減少した方に給付金が出ることはありましたが、会社を立ち上げたら行政から自動的にお金をもらえるということはないです。雇用に関する失業保険などとは全く違う制度です。

第1位:中古品

中古品は対象にならないわけではないですが、ハードルが高いです。これはほぼどの補助金も。補助金は税金ですので使うのにも経済を回そうという意識だと思われます。「中古なら、同じスペックで本命以外に2枚見積もりが必須」となるととてもハードルが高くなります。

中古品を買うのは問題ない(私もアンティーク好き)ですが、中古にすることでお得になるのなら、補助金ではなく自己負担しましょうということではないでしょうか。

Q2: 補助金になりやすい費用ベスト3はなんですか?

回答:
はいはーい。対象になりやすい費用ね。そっちのほうが楽しいな♪(とテンションが変わる)

第3位:販路開拓、特に好かれるのは展示会出展や海外展開

販路開拓(ハンロカイタク)は営業先を増やす、売り上げを増やすための取り組みです。

  • チラシを作る
  • ホームページを作る
  • 広告をする(チラシをまく、ウェブ広告をする)
  • 展示会に出る
  • 海外展開をする

事業は売上を出し収益を上げないと存在し続けられませんので、ニーズも高いです。
補助金で好かれやすいものとしては、参加者に自分の商品サービスを見せつつ商談を行う「展示会」でしょうか。行政・自治体(中小機構など)でも実施されていますし、補助金を出す側としては不正がしにくいというのがあるのではないでしょうか。
海外に販路を求める海外展開についても補助金はわりとあります。ものづくり補助金もグローバル展開型だけは広告費使っていいとなっています(2024年4月現在)。
また、元商社OBOGなど海外展開に詳しい専門家が無償あるいは少額でサポートしてくれる専門家支援制度も拡充されています(ある程度の実績は必要です)。JETRO、中小機構は全国的、地域によっては商工会議所、東京都など自治体にもあることがあります。セミナーなどもありますので、ぜひ活用していただきたいです。

一方、ウェブ広告はリアル広告を抜いたように、オンライン・ウェブ広告は利用することは多いかとおもいます。値段がつけにくい証明がしにくいのが理由と思われ、小規模事業者持続化補助金で全体の1/4ルールになるなど、対象になりにくい面もあります。自社でInstagram広告をする場合、証明書類がとても複雑(キャプチャをその時とる)とか大変なこともあります。事前に公募要領などでチェックしておきましょう。

第2位:システム投資

同率1位に近いですが、システム投資でしょうか。

DXとか生産性向上とか言われているそのための投資がまさにそれがこのシステム投資です。
件数の多いものづくり補助金にも事業再構築補助金でも自治体の設備投資系は必ず入っています。デジタル系の補助金もありますね。

ITの会社様とお話して、システム概念図や特徴などをしっかり詰める必要があります。今までの延長ではだめでしっかり何が良くなるかの未来を描くこと。IT会社の中にはこちらがわからないとおもって、高い金額をおっしゃってくることが多いです。第3位の広告費に戻りますが、「開業当初からホームページ50万円が常識」「誰も来ない広告につき3万円が必要」とかいうお話でご本人は必要だと思いこまれているのですが、それが本当に必要かを考えてください。高級商材を使うなら50万円の多言語化対応ページですごくいいデザイナーを使わないと無理とか事情があり、価格も高くて売れる見込みがあるならいいと思いますが…最初はSNSや無料でできることも多いです。ホームページだって無料で作れます。もちろん専門家がつくるほうが素敵ですけどね。お値段より「自分の頭でしっかり考える」ことが大事だとおもいます

システムを語るにはサブスクも語っておきましょうか。サブスクも対象費用になれば対象ですが、期間は補助金が終わるまで払ったものに限られます。永遠には出ません。それをお忘れなきよう…

第1位:設備投資

1位は設備投資でしょう。件数の多いものづくり補助金にも事業再構築補助金を含め、おおよそどの補助金にもあります。

設備を購入とすると不正もしづらいですよね。他にも使いづらいです(使えるパソコンなどはなりやすい)。

ただ取り換えはいけません。どう新しくてそれを導入してどうなっていくかしっかり描きましょう。

以上、いかがでしたでしょうか。ご参考になさってください。ご相談もお待ちしています。


【当事務所についてその2】中小企業診断士ってなんでしょうか?

前回、【当事務所についてその1】ふじたクリエイトスタジオの名前はどうやってきめたの?はいかがでしたでしょうか。引き続き、お名刺を交換するときに聞かれるシリーズその2「中小企業診断士」についてお伝えします。

Q1:中小企業診断士はなんですか?

回答:
中小企業診断協会(中小企業診断士をまとめている団体)のウェブサイトによると、「中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。」とあります。

同サイトでは中小企業診断士の業務として、「企業の成長戦略策定やその実行のためのアドバイスが主な業務ですが、中小企業と行政・金融機関等を繋ぐパイプ役、また、専門的知識を活用しての中小企業施策の適切な活用支援等幅広い活動が求められています」と記載してあります。

「コンサルタントにおける唯一の国家資格」とも言われています。しかし、中小企業診断士をとらなくてもコンサルタントはできます(独占業務はありません、という言い方をします)。私も、学校卒業後中小企業診断士をとる前にシンクタンク勤務時の名刺は「コンサルタント」でした。よって、「中小企業診断士ををっても意味がないのではないか」と思われる方もいるようですが、私は取ってよかったです。

メリットとして思うのは
①初見で、中小企業様とのお客様や士業の方などにフリーランスでも何ものかわかり、安心していただくことも多い(国家資格ということで)
②中小企業・小規模事業者向けの公的機関などのお仕事のアクセス…公的機関などの中小企業支援や創業支援のお仕事は中小企業診断士を持っていることが基本前提となります。スタートアップ支援だと会計士さんや弁護士さんだったり、支援内容によっては他士業や実務家や専門家(マーケティング、デザインなど)がなるケースもありますが、該当する士業や証明できる実務経験がないと難しいような気がします。
③横のつながりが多さ…独占業務がないだけに自分なりにいろいろ工夫をしようとするし、企業にお勤めしながら取得される方も多いため、大きな意味の異業種交流会コミュニティに属しているイメージです。といっても中小企業診断士協会所属が半数っていうお話も聞きます(他のコミュニティも結構ある)。私は協会に入っていて②のお仕事などでご縁をいただいているので私はよかったと思います。・

このあたりは「中小企業診断士」をぐぐったり、YouTubeで検索されるといろいろな方がいろいろおっしゃっているのではと思いますのでみてみるといいとおもいます。

Q2: なんで中小企業診断士をとったのですか?

回答:
聞かれることも多いですが、まとめてみると以下でないかなとおもいます。

理由1:自分の専門に保証(ライセンス)を持ってキャリアを安定させたかった

私は氷河期世代で、就職にも恵まれにくかった世代です。新卒はちょっと悲しいやめ方をしました。その後、恵まれたこともあったのですが、離職を繰り返すこともあり、転職エージェントに行くたびに「転職が多い。根性がない」というような心無いことをいう方もおり、自分のキャリアに常に不安がありました。

事業企画調査分析、マーケティング、新規事業のキャリアでしたので、それを生かす資格はないかと思ったときに「中小企業診断士」が浮かびました。

同じような環境ですと、MBA(ビジネススクール)に行かれる方もいると思います。私は既にMBAにいっていたのでもう一回はいいかなというのと、卒業というよりは資格が欲しかった感じです。なお、中小企業診断士の2次試験部分について養成課程と呼ばれる所定のMBA(大学院)に行くことで取得できる制度もあります。「中小企業診断士もMBAもとれる」ということです。確かにMBAの科目と中小企業診断士の2次試験の科目は似ていました。

資格をとってみると私のような企画系出身者やコンサルタント、ITコンサルタントや金融機関の方など業務で関連する方もいますが、他のキャリアや他の士業(税理士・会計士、社会保険労務士・行政書士・弁護士や司法書士など)が取られる方も結構多いです。「異分野すごいわ、最強・・・」と思っています(*^-^*)まあ私は私でやるしかない、んですけどね。

理由2:ちゃんとして、証明したかった

学生時代まで戻りますが、私はラッキーなことに大学は指定校推薦でいきました。今は推薦が半数ともいわれますが、私の学校は比較的早く決まるほうだったのもあり、「大学受験にちゃんと向き合わなかったのでは(特に当時のセンターテストとか)」という気持ちがありました。

なのでいつも「頑張らなくちゃ」とおもっていました。それは学校を卒業して、会社員時代も結構続きました。おかげさまで中小企業診断士に合格してかなり減って、最終的には独立して数年で「がんばるけど、やるしかないので、なんやかんやでやってきたんだから、そんな力を入れなくてもいいんじゃないか」と思いいたったのですが…

大げさに言うと「自分が頑張った証明がほしかった」みたいな感じです。本を出すとかにも似てる。もっと難関な国家資格もありますが、実現可能性というところを考えてという意味で他の資格のことは考えていなかったです。証明についてはそれなりのボリューム(大変さ)なのえ、結構満足できたと思います。

世の中的には「がんばらなくていい」という風潮もあります。同意のないがんばりの強制は人権侵害で、精神的肉体的にむしばみよくないですし、苦行でしかなく私もいやです。ただ、ひとには強制しませんが、年齢問わず、「何かやりたいことにとことん向き合ってみるということはいいことだ」「好きなことでがんばるのはもっといい」と自分では思っており、いつしか結構体育会系になってしまいました(;’∀’)新しい形の創業支援のお仕事が好きなのはこの理由もありそうです。

不思議なんですけど、独立して出会ってご縁ができるクライアントさま、一緒にお仕事をする方などされたいことがあってお忙しいのにベストを尽くされようとしているタイプです。そういう方もいろいろ探されるなかでお互いに出会う感じです(;^_^Aそういうご自分の夢に向かって頑張っている方が世の中にいらっしゃるのかなと届くといいかしらと思って、このブログをちゃんと書き始めたのもあります。

そういう方で問い合わせるのもとおもう奥ゆかしい方は、ぜひ毎月11日開催の「夢を叶える壁打ちラウンジ」にいらしてください。無料です。複数名のこともありますので、その範囲でお話をしてください。

Q3: どうしたら中小企業診断士の資格をとれますか?

ここはほんと情報がいろいろ出ており、「ぐぐってください」になりますが、軽くお伝えしておきましょう。中小企業診断協会の受験案内のページを掲載しておきます。 

Q:受験資格はあるでしょうか?
A:なんと!ないようです!大学生でも受かったという話はたまにききますし、高校1年で受かったというすごい方もいるようです。一方、最年長は71歳という記事を見つけました。等しくチャンスがあるわけです。

Q:試験科目は何ですか?

一次試験:7科目のマークシートの試験

  • A 経済学・経済政策 経済学
  • B 財務・会計    簿記や管理会計や
  • C 企業経営理論   マーケティング・販売管理
  • D 運営管理(オペレーション・マネジメント)工場などの生産管理
  • E 経営法務     法務
  • F 経営情報システム システム
  • G 中小企業経営・中小企業政策 中小企業向けの施策

これだけの科目があれば、当然得意不得意があります。受けた科目の平均60点を超えると合格で、60点を上回ると科目合格でき、それは2年間繰越せます。努力と根性の要素も大きく、1回で受かる方もおり、「1年で受かりますよね」といってマウントされると落ち込みます(;’∀’)私は3年かかりました。ひやっとしましたが、受かったからいいんです!

受験校に通ったり、オンライン教材も多いので、独学される方もいらっしゃるようです。「目指していてやめました」というにもお会いしますが、なかなか1年で受かるわけない資格(言い切った(;^_^A)なので大丈夫な時に初めてご一緒できるといいなあと思っています。


二次試験:4分野のケーススタディの記述試験(80分)

  • A 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 I  経営
  • B 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 II  マーケティング
  • C 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 III  運営管理
  • D 中小企業の診断及び助言に関する実務の事例 IV  財務・会計

中小企業診断協会のサイトでは「筆記試験における総点数の 60% 以上で、かつ、1科目でも満点の 40% 未満がなく、口述試験における評定が 60% 以上であることを基準とします。なお、口述試験を受ける資格は、当該年度のみ有効であり、翌年度に持ち越しすることはできません。」とあります。

・4科目で平均60点超
・4つのうち1科目も40点を下回らない
で合格です(科目合格はありません)。

二次試験の正解は公開されていません。一般的には二次試験のほうが難しいといわれているようです。私はこの点は「試験との相性」だとおもいます。私は大学院時代に毎日ケーススタディを3~4問解く時期があったので、こう説くのかなというパターンはありました。「中小企業診断士で求められる正解はこういう感じかな」とレベル感を調整し、40点を割りかねない事例Ⅳこと財務・会計の対策講座を受けました。少人数制の講座で参加者1名となり、先生と向き合って、雑居ビルで数日ひたすら問題のパターンをつくったのを覚えています…解答メソッドは参考にしたものはあったけど、最後は自分で組み立てました。それもあって1回でうかることができました。もちろん10~20数点ほどアップのぎりぎりでした。1点差で合格/不合格もよくあることで、問題の相性もあるとおもいます。

「二次試験がなにかよくわからない難しさ」はみんな理解をしており、二次試験には受験校もありますが、直近合格者がボランティアで指導をしてくれる勉強会というグループが存在します。タキプロ、一発合格道場、ふぞろい、弱小診断士勉強会などです。ふぞろいは前年の二次試験の答案を分析された本を毎年出されていて参考になると思います。

勉強会は以前は大都市圏しか難しかったですが、コロナによりオンラインの普及で全国の方が受けられるようになっているところもあるようです!海外在住で受ける方もいますしね(勉強会参加しているかは不明ですが)。これらの勉強会は代々引き継がれていて、ここに入っておくと先輩とのつながりができ情報が入りやすいです。もちろん晴れて中小企業診断士になるとボランティアをすることは礼儀として必要でしょう。一方、勉強会は資格試験サークルにも近い面があり、自分でしっくりこない回答や流儀、先輩後輩との関係のようなもの(合格年度が先だと偉いみたいな)を押し付けられる、診断士になってからもその関係に縛られるリスクも当然あります。自己判断でためになりそう、居心地がいいなとかの自己選択がいいと思っています。いまはYouTubeなどでも結構発信してくれていますしね。いい時代です。

※先ほど述べた「養成課程」は二次試験を受けず、一次試験合格後入学することができます。中小企業大学校(商工会議所や金融機関の派遣の方が多いと聞いています)、少人数制のところ、MBAをとれる大学院など様々特色があります。期間や時間帯なども様々ということですので詳細は割愛しますが、お調べになってください。同じ仲間と長期で学ぶので、同窓や先輩とのつながりは濃くなるようです。私の通ったMBA(社会人大学院)は中小企業診断士はとれませんが、卒業20年になってもお付き合いがあったり仕事をしたりしていますのでこういうつながりは大事ですよね。

三次試験(口述試験):二次試験について面接官と面接試験。ほぼうかるといわれている。
受験校や勉強会が対策講座をしてくださいますので、複数参加しておくといいと思います。合格通知を見たら検索がいいでしょう。

その2は中小企業診断士についてお話しました。気が向いたら、続きを書くかもしれません。ご参考になれば幸いです。