【当事務所についてその7】カオスについてどう向かっていくか

前回、その1(当事務所の名前の由来)その2(中小企業診断士とは)その3(フリーランスとは)その4(藤田有貴子ってどんな人間ベース編)その5(国家資格キャリアコンサルタントとは)その6(カオスの時代にクリエイトしていきます)について書いてまいりました。

前回のブログで以下のように書かせていただいているのですが、経験外のこともあります。今回も引き続き「カオスについてどう向かっていくか」について書いていきます。

(その5)Q3:私は、どうすればいいですか?

(前略)その1つとして、既に多くの方が取り上げ、注目されている「エフェクチュエーション」の行動原則を参考にしています。「自分の手の中にあるものから、できる範囲のお金と時間で(犠牲にしない)、いろいろな人と一緒に手を組んで、起きたことを喜びチャンスに変え、不透明でも行動して進んでいく」というものです。ググっていただくと記事が出てくると思いますが、このブログで取り上げたいところです。

Q1:カオスの時代に最初に何をするんでしょうか

回答:
「自分で調べてみる」ことです。すでになさっていると、がっかりするかもしれませんね…
素材を集める感じです。具体的には検索エンジンで思いつく言葉で検索する、生成AI(ChatGPTやcoーPilotなど)に訪ねてみる、専門メディアやその系統の本や雑誌を買う、詳しい人に聞いてみるなどです。

MI理論というものがあって

大事なことは1つだけではなく「複数のルートで探す」ことです。自分が確かにそうかもしれないと感じられるものを新しいものであれば、3つ以上は探したほうがいいと思います。シンクタンク時代に新しい概念でリサーチをする機会があったのですが、新しい概念というのは大体複数の言葉がありました。ひとつの概念ということで語れることもできますが、多様に合った方がカオスを立体的にとらえることができます。

誰か詳しそうな人に聞くとわかりやすく説明してくれて「そうだった!それです!」ということもあるのですが、「あの手続きはどこでするんですか?」のような明確な答えがある内容であるならそれでいいのかもしれません。ただ「私はどんなお仕事に向いているでしょうか」「私のサービスについて、インスタグラムをどうやってするのでしょうか」答えのないものであれば鵜呑みにせず、そこはぐっと我慢して別の選択肢もあたっていただきたいです。

Q2:答えが出れば苦労しませんが…

詳細:
いい視点です。それだから「カオス(混沌)」なんです!
そういう時に「私のサービスについて、インスタグラムをどうやってするのでしょうか」というご相談を例にお伝えしましょう。

方法1:譲れないもの(固定するもの)を決める
「私のサービスについて、インスタグラムをどうやってするのでしょうか」ですが、「私のサービス」がありそうですね。また「インスタグラム」とあるのでこの方は私のサービスを多くの人に知ってほしいのか、受けてほしいのか、あるいは私を知ってほしいのか・・・

まず、私のサービスを伝えたいのだろうなという内容と推測してみます。よって、やり方はインスタグラムではなくてもよいはずです。こういう時よく聞いてみると「インスタグラムがいいと教わりました」とあるのですが、「私のサービスを伝えたい」というところまで立ち戻るとカオスが少しすっきりします。

ただ、よくよく聞いてみると「ウェブマーケティングの学校でWEBマーケターになりたくて、インスタグラムについて技術を高めたい」という場合もあります。そのような場合は私のサービスでなくてもよく、ご友人のサービスでも架空のサービスでもよいはずで、「インスタグラムを実践して習得したい」に立ち戻るとカオスが少しすっきりします。

簡単にわかるようなものはカオスではありません。ビジネスの場では「わかりやすくいうことが善だ」と教わることもありました。ビジネスのある部分ではわかりやすくすることもとても大事ですが、わかりやすくすると、カオスの大事なところが抜け落ちてしまう。例えば、カオスがフルーツなら皮のそばの栄養のある部分や種の周りのおいしいところが食べられないということもあるからです。

スポーツ選手やアーティストの方のコメントは不器用で意味としてわかりやすくないこともあります。それでも心をとらえるのはなぜでしょう。逆にわかりやすすぎると真似をされやすくなります。

カオスについては「自分の今だけで解決できっこない」とあきらめています。「文字や図にしておいてしばらく時間を置いてみる」という自分の未来を味方にする方法、「話せそうな人に聞いてみる(壁打ち)」という人の力を借りる、「生成AIに聞いてみる」というテクノロジーの力を借りる(状況によりますが)が効果があります。あるいは別のことをしていた時「あ、あのやり方もある!」と降ってくることもあります。新しい構想系の仕事は、着手できる時間を長めにとって小時間でも自分と対話をしながらつくるようにしています。

方法2:譲れないものを広げてみる

譲れないものがわかったら、延ばしたい方に広げます。「私のサービスを伝えたい」であれば、以下のような方法があるようにおもいます。

1)5W1Hで当てはめる
WHOは私、WHATは私のサービス、HOWは伝えるには?になりますでしょうか。そうするとWHOM(伝える先)は?WHEN(どのタイミング)は?WHERE(どこで)は?と考えます。フレームワークを探そうとするよりもしっくりくるフレームワークを探すのがいいとおもいます。

2)文字で書く、喋る
私のサービスは〇〇だからこういう人にいいのかなとか考えてみるとかです。私はDOCSで入れておきます。これらを定期的に眺めるといいです。ノートのとり方みたいです。オンラインも紙もいらっしゃるし、ご自分にしっくりくる方法が一番いいと思います!

書くよりしゃべるのが得意な方はUDトークでしゃべって文字にしてもらうのがおすすめです。生成AIアプリで対話して練り上げるのもおすすめです。インプットは好きな方法でいいですが、文字データに転換することで磨きやすくなるからです。

なお、アイデア出しの手法については東大IPCのサイトにまとまっていましたのでご活用ください。

3)たくさんの人に聞いてみる
行動力のある方にお勧めで、同じことを色々な方に聞いてみるとみんなこういっていたという傾向が見えてきたということもあります。自分なりの発見をメモにしておくといいとおもいます。人は忘れてしまいますので・・・私はスケジュールのところに書いたり、DOCSのリンクを張っています。そうすると思い出せるからです。

Q3:いろいろあるようで悩みます…

回答:
そうですよね。そういう時は近しいことに関心のあるお仲間と話すのも大事かとおもいます。ご家族や同僚、友人知人の方にいれば一番いいですが、経験上、薄いつながりの方でその関心が同じという方がしっくりくることがありました。オンラインコミュニティやリアルの交流会、学びの場などいろいろあります。

留意点は「自分の考えは受け入れられるか(自分に合うか、開放的か)」「費用は適正か(どんなに効果があるといっても自分が持っているお金や収入に影響を与える金額の場合は投資対効果やリターンの確実性も考え、注意して考えるほうがいいと思います)になるかと思います。そちらについてはQ1のリサーチで明確にしておくことが大事な気がします。自分が完全にわからないことを他人にお金や人間関係を依存して考えるのはリスクが生じます。創業や小規模事業者や中小企業の経営については行政などで無償や定額のサービスが充実しているのでご相談してみるとよいと思います。専門家は相性はありますが行政等に守られているのでリスクは軽減できると思います。

終わりが、カオスになってしまいました。最後まで長文におつきあいいただき、ありがとうございました。

【気になる言葉その3】「カオス」について

世にある新しい言葉をほぐして、紐解いていくシリーズ。第1弾「BANI(バニ)」はいかがでしょうか。第2弾は「エシカル(ethical)」です。第3弾の今回は「カオスの時代にクリエイトしていきます」とかぶりますが、「カオス」を続けていきます。

Q1:「カオス(chaos)」ってなんですか?

回答:
「カオスの時代にクリエイトしていきます」で記載しましたが、Wikipediaによると、カオスとは、混沌 – 区別が立たず物事が入り混じっている状態。もしくは、物事が無秩序で、まとまっていない状態を指します。

Q2:ビジネスにおける「カオス」とは?

回答:
カオスというとおどろおどろしいことを想像する方がいるかもしれません。そこで、カオスを使った言葉で身近なものとして認識されやすい「カオスマップ」をご紹介します。

▼カオスマップとは
Web担によると、「企業やサービスや製品などについて、カテゴリーや関係性でまとめて図にしたもの。具体的には、ロゴマークを一面に配置し、カテゴリーごとに区分することで地図のようにしたものが多い。そのため「業界地図」と呼ばれることもある」とあります。業界やある領域の商品・サービスやプレーヤーを明らかにするものといえるのではとおもいます。

カオスとはビジネスにおいては、決しておどろおどろしいものではなく、「整理されていない、わからないもの」という位置づけで考えていけばいいのかなとおもっています。イメージはこうですね。

断捨離が大事、製造業では5S(各職場において徹底するべき5つの項目、「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」、「躾(しつけ)」によって定義)もありますが、混乱=解消すべきものという面はあります。

ただし、それだけではないのではないかと…一見散らかったまとまっていない事象をまとめていくと、そこで新しいものを見つけられるかもしれない。家を片付けて昔の写真で何か思い出したり、インスピレーションがわくこともある。

私はコーチングを習ったことがあるのですが、「答えは自分の中にある」という思想があるようですが、混乱の中で答えを見つける東野もあると思います。

これを頭のなかでするのが頭の中にあるカオス、雑念や邪念を整理する「瞑想」ではないでしょうか。現代人の私たちは毎日3万件も決断をしていて決断疲れという現象があるとも言われていますね。また人工知能AIには膨大なデータがインプットされ、それをもとに回答をしています。AIにインプットするデータが整理されたものだけだったら、答える幅は狭くなりますね。

カオスには可能性を広げる意味もあると思うのです。現在のようなVUCA、BANIでいうところの答えの見えない時代には特に必要で、楽しく付き合っていく必要があります。

Q3:「カオスを楽しむ」には?

回答:
私も模索中ですが、いくつかシェアをさせていただきたいと思います。

①カオスで何ができるか妄想で広げてみる
カオスが片づけられていない部屋なら「お宝がないかな~」と探してみるイメージです。鑑定する番組で意外なお値段がついてびっくりをすることも多いと思います。ただ番組にいる日本の鑑定士はその商品を売買するという1つの基準であり、いろいろ広げられます。

・海外の国だとどうなるか?
・宇宙人がこの状況を見たらどうか?
・お宝の提供者軸(その人の育った場所、関連することなど)
・ストーリーを創ったらどうなるか。どんな登場人物が出てくる?
・どんな感情が沸き起こるか

以上は一例であり、人によって違うはずです。先日、創業塾の講座で1人3ワードを出していただいたところ、名刺が続く方、数字が出てくる方、五感に関連する方、こうありたいが続く方、名言が出る方、全然切り口が違いました。それが個性でカオスをどう整理するかのものさしなんです。

事業を作るとき、プラスの意味で強みという言葉を使いますが、強みは弱みでもあり、あるのはただ固有の個性であり、ユニークネスではないかとおもいます。ご自分のユニークネスでカオスを見てみると楽しめると思います。

数字を入れてみよう
概算という言葉があります。ざっくりそうならいいよね、というところです。1なのか2なのかは大事かもしれないけど、1000万円と1001万円は大きな違いは少ないような気がします。

カオスを何グループにわけられそうか?全然分けられずものによって違うか?
割合でみるとどうか。色で見ると白が〇%?茶色が〇%とかなど
2ケースあれば、比較してもいいかもしれません。

③なんと近いか?
私たちは普段の生活、メディア、本、家族や友人、仕事、趣味などを通じ、リアルもファンタジーもたくさんの情報に触れています。カオスはカオスですが何かに例えたり、紐づけられることもできます。それに個人の人生やセンスが反映され、それをシェアすると気づきが出てくると思います。

ただ見る視点を増やすには私たちがいかに多くの経験をし、情報に触れる必要があります。カオスを楽しむには多くのことに触れることが一番ということになります。私もささやかながらこのブログを通じ伝えていきたいです。

いかがでしょうか。今後も新しい言葉を取り入れていきます。お役に立てますと嬉しいです。