2021年の振り返り「猪突猛進」
2021年はお世話になりました。様々な方に支えていただき、感謝しております。
開業届は2021年1月11日ですが、フリーランスになった2020年11月1日から1年がたちました。2021年を締めくくるにあたり、2021年を振り返りたいと思います。上場企業にはIRと呼ばれる期の決算報告書がありますが、備忘録的に、またいうと叶うということも含めて、していきたいと思っています。
と思ったのは繁忙期直後の冬至の日、友人にお誘いいただき、箱根リトリートワーケーションをして、箱根神社様と九頭龍神社様、しかもロープウェイにのり山の上の本宮様にも全社参りをしてまいりました。今後を考えるのに大事な日と教えてもらったのですが、繁忙期の後で頭が回らず「???」ばかり・・・しかし、その時友人と各神様がたに「喝」を入れていただけたのか、年末になってまとまってきた次第です。さすが自然の力、リトリート、いいですね。
0まとめると「猪(水牛)突猛進」の年!?
2021年は4字熟語でいうと、「猪突猛進」の年でした。ただ、最初の「猪(いのしし)」は、丑年だけに「水牛」のイメージです。2021年は年女でしたが、私の生まれた年は癸丑(水牛)年らしいのです。牛らしく?普段はぼおっとしているのですが、スイッチが入ると赤い布に向かって走り出すところがあるので、しっくりきたのでした。
※イラストACさんいつもながらキュートなフリー素材をありがとうございます。
以下は項目別にまとめていきます。
①KPIは達成
フリーランスになるにあたって、KPIを決めました。それは「正社員だったより絶対に収入は落とさない、むしろ上げる」ということです。通常中小企業診断士になるためには準備をするものなのですが、私が在籍していたのはほとんど正社員でも退職金のない会社でした)、気持ち的につらくなるので、ここはゆずれないメインのKPIに据えました。マズローの法則では自己実現がという議論が多いですけど、ピラミッドの下のほう、生理的欲求、安全性欲求を舐めたらいけないと気づく1年でもありました。
かつて営業が強い会社で事業企画の仕事をしていて、営業の方が達成に向けて頑張られ、達成し表彰されているのを支える立場でした。この営業目標をKPIに据えたことで「何をよりどころにするか」で気持ち的にも助けられました。貨幣は価値と交換できるものという定義だったのでまさにそのことに戻る感じでしょうか。「割れ窓の理論」といいますが、1度破ると次はハードルが下がるので、「1回でも落とさない」という気持ち、気合が必要なんだと思いました。
ただそのためには永続的に(サスティナブル)にKPIを達成するには、 「恩義や人間関係を崩してはいけない」 ということやお客様や周囲に対して、長期的な関係を作っていくことが必要とは感じることが多かったです。
おかげさまでKPIを達成することができました。みなさまとめぐりあわせに感謝です。ありがとうございました。
②ふじたクリエイトスタジオのサイトとロゴ、オフィスを整える
まず、「ふじたクリエイトスタジオ」を形にしたいとおもいました。
- ウェブサイトを制作することにしました(このサイトのことです)。プロに依頼をして、イメージに近く、更新もしやすいワードプレスのページを作っていただきました。私のこのサイトを見て訪れるお客様は私のキャラクターや感性に合う人と思い、それは普通の記事では伝わらないと思うので、今回みたいな思い的なことを書いてまいりたいと思います。今後、スタッフが増え、いろいろやりたいとなったらわかりませんが・・・
- ロゴもプロデザイナーの方に作成いただきました。思ったより素敵なロゴが誕生し、みんなにほめていただきました。やはりプロですよね。
一部が黄色なのは黄色が気学のラッキーカラーだからです。こちらについてやカナリアカラーについては以前ブログに書いていましたので、気になる方はみてくださいね。いらすと屋さんのカナリヤさんです。
③お仕事のポートフォリオを模索する
2021年は様々なお仕事をさせていただきました。
- ファンドレイジング…このサイトに事業内容として書いてあるのは「ファンドレイジング」のお仕事です。創業や新しい事業を考えている方に補助金、財団助成金(助成金は社会保険労務士の方しかできないのでこの表現にしています)、ビジネスコンテスト、クラウドファンディング(修行中です)など、実現したいことを一緒にかなえていくお手伝いです。お金は大事ですが、実現したいこと(夢)が全部お金でかなえられるわけではありません。でもお金があればサイトが作れる、広告で知ってもらえる、専門家に相談できる、人を雇える・・・とやれることは広がります。やりたいことを実現していくために、締め切りがあって出した計画を認めていただくとお金を一部行政や財団が負担してくださるなんて素敵な制度だとおもいます。
ファンドレイジングを相談に広げると、主に公的支援窓口のお仕事(企業向けの経営相談と人材向けのキャリアコンサルティング)と補助金申請支援といわれるお仕事、補助金申請をされたい方から個別にお受けしたり、先輩やエージェントにご紹介いただくものがあります。
前者は相談時間が決まっていて、そこで全身全霊で対応します。前者の公的支援窓口は支援機関からいただきます。後者は希望者から直接いただく形になります。今の時期は比較的補助金が多いので、いただけるお仕事は多いです。どちらも小さいころから人のお話を聞いてお答えしたり、お話をストーリーにまとめることが好きだったので、好きを仕事にできていると思います。いずれも相手のひととなりを一旦感性で受け止めてそれを感性でストーリーで出して、ロジックでろくろを回すように整えていきます。後者は、同じ締め切りに複数名のご対応させていただくので、鶴の機織り状態で、自分の身体と頭のメモリが減ったりすることがあります。出し終わった時はアーティストさんが作品を出すってこんな感じかなと(アーティストではないのでわかりませんが)そういう気持ちです。
- 高度なAI業務…いくつかあり、詳細は言えません。ただ、いずれもある型、枠を習得し、それを様々複雑な分岐がある中、アウトプットを出していくお仕事です。そこには私も創造性も必要なく「無」になり、「この型でこの状況での最適解」を考えていきます。AIにならないことは少なくても私が生きている時代にはたくさんあるなと思える深さを感じる「職人芸」です。(もともとデータサイエンス、AI分野は好きです)でもここの無限に近い分岐を処理していくので「高度なAI」といえる気がしています。
答えのない経営相談、キャリアカウンセリング、ファンドレイジングの仕事と、最適解に近づける高度なAIになり切るお仕事。この2つを同時にしていることで、心も身体もバランスが取れています。最初にお金の話をしましたが、創造性を扱うとグラウンディングといわれる地に足の着いた考えが飛ぶことがあります。それを補正するのが最適解に近づける仕事でもあります。最適解だけ考えると発想力は落ちてくるので、それを答えのない創造的な仕事で活性化しているという感じでしょうか。
補助金申請などの申請希望者からのご依頼を直接受ける仕事は中小企業診断士の業界では議論が分かれています。①申請者数を増やし、成功報酬などで収入をあげようとすれば収入が上がります。でも、申請を受けて実際に事業をするのは申請者ご自身ですので、思いが固まっていない方の支援するのは倫理的にあってはいけません(自分自身これについては申請者の立場で大変苦労しているので、実感としてあります)。②補助金は毎年行政の予算で決まるもので、将来なくなるものもあります。長期的にどういう事業として考えていくかは課題と考えています。
- いち起業家として…関わらせていただいているスタートアップ企業の関係で、2021年5月28日に設立された「528株式会社」のCFO(Chief of Finance and Forune and Fand-raising Officer)を拝命いたしました。CEOはジャズミュージシャンでクリエイティブな会社です。兵庫県の創業補助金も採択され、音楽療法をベースとした新たな事業に取り組み始めています。「職位が人を作る」これはもう体験しないとわからない大きな発見がいろいろあります。
ふじたクリエイトスタジオも繁忙期は仕事が過度に集中するものの、ミスは決してしてはいけない大事なお仕事をしています。一部はお仕事を別の方に依頼してチーム体制でしております。発見していただくことも、お仕事をお願いすることでの気づきも、頑張ろうという気持ちにもなれ、私には合っているようです。
長くなってしまいましたが、読んでいただきありがとうございます。新年のブログは抱負について述べたいと思います。よいお年をお過ごしください。