【2つ目の創業】2つ目の創業で、自分の夢を動かそう(その1)

こんにちは、ふじたクリエイトスタジオ代表の藤田有貴子です。 中小企業診断士×キャリアコンサルタントという“ビジネスとキャリアの二刀流”で、VUCA/VANI 時代のもやもやをオール・インクルーシブに伴奏して実現に変える触媒を目指しています。

会社員や経営者、フリーランスとして充実していても、「本当にやりたいことが他にある」「こんな年齢でこんな夢を追っていいのかな?」というご相談をいただくことがあります。

結論から言うと、どんな夢でも”調整をすれば”実現可能です!!とお伝えしています。

『創業』というと若い方やリスクを取れる世代が挑戦するイメージがある方もいるかもしれませんが、人生100年時代の到来で、起業の年齢層はあがっています。日本政策金融公庫が2024年11月27日に発表した新規開業実態調査では、 開業年齢で最も多いのは40代(37.4%)、次いで30代(28.6%)です。平均開業年齢も43.6歳と上昇しています。

起業にはも副業・複業(パラレルキャリア)や新規事業、別会社、事業承継で会社をリブランディングするというように様々な形態があります。このシリーズでは、そんな『2つ目の創業』と呼び、自分自身の『夢』や『想い』を具体的な事業に変えていく方法をお伝えしていきます。

▼この記事のゴール

  • 2つ目の創業とは何か?を“サクッと”理解する
  • なぜいまミ2つ目の創業がアツいのか?を背景から整理する
  • これだけは外せない!2つ目の創業3大ポイントを知る

Q1:そもそも「2つ目の創業」って?

A:「1つ目の創業」が“勢い・ビジネス拡大”をエンジンに走り抜けるマラソンだとすれば、 「2つ目の創業」は“経験・人脈・社会貢献”をプラスしたトレッキング。

過去のキャリアで培った知恵とネットワークを使い、関わる人たちも幸せになるエコシステム を作る“自己実現型”の起業スタイルを指します。
・自分の価値観にフィットした事業
・利益も得ながら長く続く仕組み
・関わる人たちも幸せになるエコシステム を作る“自己実現型”の起業スタイルを指します。

例えばこんなイメージです

  • ある事業をしているが、
    • その事業にくるお客様のお困りごと(社会課題)を解決するための非営利事業でNPO法人を作りたい
    • 大事にしている価値観である活動をしりそのNGOを作りたい
    • 自分が連携している仲間とともに事業を展開したい
  • 副業として自分がやりたかった○○を事業として立ち上げたい
  • 公務員である領域を中心に仕事をしていたが、定年後は今まで立場的に救えなかった方に事業を提供したい
  • 会社を早期退職して地元に帰り、地元のためになるような事業を立ち上げたい。地域をつなぐ事業をしたい

具体的な事例は

【事例①:ケンタッキーフライドチキン(KFC)創業者 カーネル・サンダース氏】
なんと65歳でKFCを立ち上げたサンダース氏は、それまでレストラン経営に挫折し全財産を失うなど苦労を重ねました。それでも秘伝レシピを武器にフランチャイズ展開で再起を果たし、1000回以上断られながらも諦めず世界的チェーンを築きました。年齢に関係なく成功できる情熱の好例です。

【事例②:30代後半の友人同士による手作り葬儀サービス】
形式重視の葬儀に疑問を感じた二人は会社を辞めて葬儀業界へ。遺族の心に寄り添った小規模で温かい葬儀を提供し、当初は理解されないこともありましたが、粘り強く丁寧な対応を続け、今では地域に不可欠な葬儀社へ成長しました。

【事例③:漢字検定を広めた元校長先生】
定年後、自宅で小さな漢字教室を開いた元校長先生。「漢字を楽しく学ばせたい」との思いから始めた活動が、やがて全国的な検定試験へと発展。地道な努力と周囲の支援が大きな社会的インパクトを生みました。

Q2:なぜ「2つ目の創業」が注目されるの?

背景1|人生100年時代と働き方の多様化

  • 健康寿命の延伸:厚労省「健康日本21」によると2040年には健康寿命が男性82歳・女性85歳超えの予測。元気に動ける期間がぐんと長く。
  • 定年の概念が揺らぐ:70歳定年努力義務化(2021年)以降、企業内でも役職定年後の“社内フリーランス”制度が増加。
  • パラレルキャリア普及:リクルートワークス研究所の調査では20代〜40代の副業実施率が20.6%→32.2%(2017→2024)に上昇。“1社終身雇用”はレアカードに。複数の仕事を持つフリーランスも増えています。

“会社の名刺だけではないなにか…” そんなモヤモヤを解消する選択肢が“もう一枚の名刺=2つ目の創業”ではないかとおもいます。

背景2|チャンス(機会)の増加

  • 副業解禁ラッシュ:モデル就業規則が2018年に改訂→「副業は原則禁止」から「原則OK」へ180°転換。これを追い風に副業容認企業は5年で約3倍となっています。
  • VUCA/VANIの正解がない時代:修行しない寿司職人やアマチュアからプロになるなど評価されるポイントがわからなくなっています。新しい発想でビジネスチャンスが広がる可能性が大きいです
  • 社外リソース活用の追い風と0→1を支えるプレーヤーが充実:経産省“出向起業”や“アルムナイ採用”推進。会社も「社外経験を積んで戻ってきて」というムーブがあります。自治体アクセラ / 大学インキュベーション / 地域金融×伴走支援…支援インフラが全国で立ち上がり中。窓口でも副業での企業のご相談は多いです。

背景3|ツールとテクノロジーの解放

  • ITツールはサブスク時代:Shopify, Notion, Canva, Slack…月数千円でも“チーム・EC・クリエイティブ”が即日結成!(専門人材もスポットで依頼OK)
  • シェアリングエコノミー:シェアオフィス・コワーキング、レンタル店舗・ポップアップ・マルシェ、OEMなど重い資産を持たず“借りる・シェアする”でスモールスタートOK
  • AIという参謀によるブースト:ChatGPT、画像生成AI、ノーコードツール…”知識×AI”で個人の生産性は10倍速へ。アイデアを形にする壁が激減

かつて数十万円、数百万円かかったウェブサイトも、今ではテンプレ×AI文案で“空いた時間に制作&0円”が現実。資金面でもクラファンで先行テスト→融資やVC、エンジェルの力を借りて加速するという三段ロケットもできるようになっています

Q3:「2つ目の創業」3大ポイント

A:冒頭で「すべての夢は調整すれば実現可能」と申しあげましたが、3つのポイントをお伝えします。

ポイント1:法律とコンプラで“長く続く”ビジネスをつくる

許認可の落とし穴:飲食は保健所、酒類販売は国税、人材紹介は厚労省…“知らずにやった”では済まない罰則も。しっかり調べたうえで、監督官庁に確認

契約と知財:共同事業や外注契約は“言った言わない”を避けるため雛形+αの実名責任範囲を明確に。込み入ったことは必要に応じて弁護士に確認。

税金と社会保険
税金は個人事業主の開業届は税務署に出すという通り、事業を始めるということは税金は重要です。経費額により税金の還付が受けられるかもしれない確定申告の青色申告特別控除65万円は「複式簿記+電子申告」が必須。税務署サポートダイヤル、クラウド会計ソフトのお力も借りつつ、税金は税理士の先生にご相談しましょう。
社会保険は、仕事が1人では回らないに人にお願いするケースは外部委託(外注)か雇い入れるか(雇用))の2種類あります。雇用については法制度が多いですので、社会保険労務士に相談しましょう。また、外注にもフリーランス法の施行により書面化義務がありますので確認しましょう。

なお、悩むところはj-net21創業マニュアルもおすすめです。主な契約書のテンプレートやすべきことはj-net21起業マニュアルのこちらに記載してあります。

② キャッシュは酸素。無くなると窒息

事業が継続できなくなる最大の原因は資金不足(倒産)であり、キャッシュは酸素です。

  • 小さく産んで大きく育てる:創業融資は自己資金×2倍が相場。初期費用は最低限にお金をかけない方法を考えることがおすすめです。
  • PL(損益計算書)よりCF(キャッシュフロー)先読み:粗利(利益)が出ていても入金までの期間(サイト)が長いと現金がなくなり、経営危機に。クラファンで先売り→翌月仕入れで“運転資金0”モデルや先払いにするなど対策を考えましょう。
  • 副収入でクッション:手がける事業はすぐ売り上げを上がるのか?しばらくかかりそうか?その間は、本業給与/他の業務委託/スキルシェアなど“安定的にキャッシュが入るクッション(仕事)”を置き、心の余裕を持つと判断精度もあがり、落ち着いた経営ができます。

プロセス3:最強の武器=“自分で考える力”

創業は1つ目も2つ目も答えがないものです。雇用されている従業員であれば、法律に守られ、離職をすれば失業給付も受けられますが、経営者・自営業(業務委託を含む)は自己責任です。自分で考える必要があります。その訓練をしていくことも有効です。

  • 情報洪水の時代:答えのコピペではなく、自問自答できるか。また行動で打開できるか
  • 壁打ちの活用:一人で抱え込むとやりたいことなのでパワーも強く、視野が狭くなりがちです。仲間や“気軽に聞ける伴走者”がいると、思考が高速回転&深掘り。
  • 公的支援フル活用:よろず支援拠点、商工会議所、相談窓口、スタートアップ支援拠点などでは無償で相談できます。リモートOKのところはとても多いですし、夜間・休日に空いているところもあります。直接お願いするのは費用的に難しい優秀な方も多く在籍しています。セミナーも開催されているのでぜひご活用ください。


「ビジョンを明確に」「夢を追いましょう」だけではできなくて、では、「つらいけど根性でxx行動」「お金や数字を積み上げましょう」でもなく、できることをできる範囲で行動していくと、両方を掘り下げていくと下でトンネルで自然につながった!という瞬間がきます。

2つ目の創業については、今後もお伝えしていきます。

さいごに

公的支援もツールも充実しています。

しかし、「忙しくてつい後回しになるので、時折リマインドしてもらったり、思いついたときにLINEやメッセンジャーで話したいが受け止めてほしい」「仕事や事業が忙しくて早朝、深夜、休日などしか時間が取れなくて22時からミーティングしてもいいですか」という方や「面談以外の進捗管理や人材や資金調達、事業についてのリサーチもしてほしい」という方もいらっしゃるかとおもいます。

当事務所では有償での壁打ちやリサーチ付きなど、検討や決断の時間を早めるための伴奏(業界では伴走というのですが)を提供しています。公的支援がクリニックでいう保険診療なら、こちらは自由診療という形です。夢を実現するチームの1人としてご活用ください。

世界観や心地よさを感じていただきあう人であることがお互い一番と思っているので、ご興味がありましたらご参加してみてください。

①夢を叶える壁打ちワークショップ 2025/6/11(水)7:00(グループ形式/無料)

https://dreamadvance2025061107.peatix.com

②夢を進める壁打ちラウンジ(1対1/無料)

開催予定 ※Dreamgateには先行掲載、Peatixにいれていきます

ご質問やご相談やお仕事として依頼したいなどは、お問い合わせフォームよりお尋ねいただけましたら、別日程でも相談をお受けいたします。

以上、いかがでしたでしょうか。ご参考になさってください。ご相談もお待ちしています。


【補助金のがっこう。その9】補助金の10個のポイント(さらなる5つ、6~10)

VUCA/VANI時代の新しい事業や創業を伴奏する触媒・外部デバイスでありたい、中小企業診断士、国家資格キャリアコンサルタントの藤田です。

補助金のがっこう。シリーズ、過去の記事(バックナンバー)は以下です。
その1(5つの質問)、その2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)、その5(補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…)、その6(申請書を書くコツ)、その7(補助金に魂を入れる方法)、その8(補助金のポイント1-5)

さらに盛り上がっております。YouTubeやXもにぎやかです。相性や入ってくるなしがあるので、複数の専門家コメントを見るといいと思います!

今回は、もったいぶるのも何かと思い、補助金セミナー資料でお伝えした補助金のポイントの続きをご紹介していきます。1-5はこちらその8(補助金のポイント1-5)です。

ポイント6:事業内容=事業計画の「魂」

解説:
補助金をとってやりたいことには先に事業や必要なものがあることと思います。ここを示すのが事業計画書であり、どの補助金申請書でもメインパートです。

行政が結構な税金を投じてご自身の事業を応援するのですから、「ご自身の事業に必要な〇〇がほしい」では通りません。LEDとかDXツール、生産性向上のためのなど政策的にも進めないといけないものはものベースで通ることもありますが、その場合は「指定の品目を買ってね」になりそのような補助金はありますが、ここではご自分のやりたい事業に向けて必要なものを補助金で受けたい場合のケースです。

やりたいことをどうドキュメントにするかは悩むところですよね。フォーマットを始めてみるとびっくりしますが、誰に(WHO)何を(WHAT)どのように(HOW、知ってもらう、How muchお金の流れとHow manyものの流れ、つくる&届ける)や5w1hで整理していく感じでしょうか。

  • 誰に お客様(使う人と払う人)
  • なにを 商品サービス
  • どのように 知ってもらう お金の流れ ものの流れ(つくる&届ける)

ただ、これをちゃんと整理すると「なんで必要か」「本当に必要なのかな」と考えることになります。これが行政の目的ですし、ご自身が無駄な投資をしなくて済むメリットがあります。記載には確かにこう書くといいよとというノウハウはありますが(写真や図表を入れましょうなど)、記載例とかもサイトにあったりします。表現方法は決まってなく、こうでなくていけないはなくて、表でもフレームワークでも「相手にわかりやすい」のであればokかとおもいます。

ポイント7:投資内容(買いたいものリスト)=補助金の身体も大事

解説:
もう1つ大事なのが、身体というのか買いたいものリストです。補助金は税金が原資、無駄遣いは許されません。よって、正確な内容金額と具体的な根拠が必要です。

人件費は健保等級など別の方法になります(そのような補助金にはどのように算定するかについて公募要領に示されていますし、事前説明会や事務局が回答してくれますのでぜひ早めにご準備するといいと思います)。

採択(合格)すると、見積書が必須(事前に出すケースもあり)、一定金額以上(おおよそ50万円など公募要領に記載あり)のものは全く同じ項目の相見積(1社が多いですが、状況によっては2社のケースあり)も必要なので、事前にとっておくと安心かもしれません。

イメージとしては魂(事業内容)を磨きながら見積もりを取って整えていくことが多いように思います。

ポイント8: ひとものかねの3つの体制も大事

体制とは「ちゃんとできるの(実現可能性)」というところです。経営資源別にひと(人的)の体制(チーム)、もの(スケジュール)体制(期間)、お金の体制(資金調達)の3つがあります。体制の細かさは申請する金額に比例します。さらに人件費があるとぐっとあがります。

融資の世界で金融機関は、自己資金の大きさや小さな貯金の積み重ねが実現性として評価されている話を聴きます。「やります」という熱意はわかりますが(面接審査などでは確認されるでしょうが)、実際に考えている事=熱意になります。私もこの仕事を続けていて、ちゃんとやろうとしている人は一部わからない点があるとしても、基本計画を考えている、考えようとしていると実感することが多いです。

それぞれは図式のように示す必要がありますが、ここではここまでにとどめます。

ポイント9:補助金はフィギュアスケートでSEOである

その心は…

フィギュアスケート=1つのトリプルジャンプの大技で優勝(採択)というわけではないということです。小技や間違えないなどのところもあります。逆に少し間違えても優勝することもあるということ、強みとバランスが大事です。

SEOですが、Googleの方は「あるべきページが上位表示される」ためにアルゴリズムを研究していると聞いたことがあります。「審査員にわかりやすく伝える」ということは追求すべきことですいが、一時的なテクニックは一斉にNGになったりします。ずるはせず、正しいことをしましょう。

ポイント10: コンプライアンス重視

最近の傾向です。コンプライアンスは補助金の世界でも重要です。不正な申請(支援者等による代理申請)や虚偽申請や不正受給防止に向けたチェック体制が強化されています。専門家に丸投げですと他人である専門家がわかることは限られてしまう(ご支援をする場合は十分にヒアリングと壁打ちをさせていただいていますが)ので、ご自分の計画として取り組むということが必要です。これはポイント9のSEOにも影響してきます。他の申請書と同じ計画だと審査もされないケースもあると聞いています。

以上、いかがでしたでしょうか。お役に立てますと嬉しいです。

▼補助金のがっこう。シリーズ、過去の記事(バックナンバー)
その1(5つの質問)、その2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)、その5(補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…)、その6(申請書を書くコツ)、その7(補助金に魂を入れる方法)、その8(補助金のポイント1-5)

お知らせ
毎月11日(原則)開催の「夢を進める壁打ちラウンジ(2025年1月に夢をかなえるか壁打ちラウンジより改名)」を無料開催しています。スケジュールはこちら(DreamGateのホームページ)です。ご質問やご相談やお仕事として依頼したいなどは、お問い合わせフォームよりお尋ねいただけましたら、別日程でも相談をお受けいたします。

【補助金のがっこう。その8】補助金の10つのポイント 前半の1-5です

VUCA/VANI時代の新しい事業や創業を伴奏する触媒・外部デバイスでありたい、中小企業診断士、国家資格キャリアコンサルタントの藤田です。

補助金のがっこう。シリーズシリーズの5か月ぶりの投稿です。
過去の記事(バックナンバー)は以下です。
その1(5つの質問)、その2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)、その5(補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…)、その6(申請書を書くコツ)、その7(補助金に魂を入れる方法)

なんで空いてしまったか…それはボリュームが大きいと言われる、小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金、事業再構築補助金などの国の補助金の公募がしばらくなかったからです。
国会が開かれ、補助金の予算が成立する見込みで動いております。経済産業省様の令和6年度資料がこちら

補助金セミナー資料をまとめていましてそこでお伝えした、補助金のポイントを多少加筆しつつご紹介したいと思います。こちらは前半です。

ポイント1:原則後払い

解説:
窓口などだと「起業すれば、補助金ってもらえるんでしょう」と思っている方が多かったりします。〇〇金という言葉がいろいろありまして…コロナ直後にあった「給付金」は要件を満たせばいただける要素がありました。給付金は中小企業や創業をするともらえるというものは現在はありません。「助成金」という賃金アップをしたり、非正規労働者を正規労働者にした場合など給付されるものがありますが、これも基本後払いです。
前段が長くなりましたが、補助金は原則、後払いです。概算払い(事業途中での精算払い)がある補助金もあるのですべてとは言えませんが、中間の立て替えが強く先にもらえるのはないです。補助金以外を考える方がいいかなと思います。

ポイント2:選抜がある

回答:
「補助金は先着順でもらえる」と思っている方もたまにいらっしゃるのですが、それはありません。基本書類と面接などの選考があります。入試みたいです。定員割れがあった場合、ほぼ合格というのがあるかもしれませんが、条件を満たしていないとか審査基準にあっていないと落とされるでしょう。逆で申請が殺到すると厳しいです。50%が標準で、60-70%になることもありますが、30-40%もあります。

最初の第1回、時が空いて最初(いろいろ変わっている)は有利なことが多くて、回数を重ねると落ちた人が再応募して倍率が上がっていくことが多いようです。

ポイント3: 必要費用と上限金額

補助金は「おじいちゃんのおばあちゃんにおこずかいをもらう」に近いです。これを買いたいからとお願するということです。これを買いたいのこれは補助金で決まっていますので、それにあわなければもらえません。

また上限があり、100万円が上限ときまっています。この上限というのは手にできるお金です。
同時に補助率というものも書かれています。50%とか2/3などです。実証実験的な補助金や委託事業で行政の事業を受ける(自分たちよりまず行政)など特殊な例を除き、基本は100%もらえることはありません。

上限100万円、補助率50%ということは200万円の費用の50%がでて、100万円受け取れる
上限100万円、補助率2/3ということは150万円の費用の2/3がでて、100万円受け取れる

ということになります。

申請時の金額からは下げることはできますが、1円も上げられないのでそこも気をつけましょう。

ポイント4: 自社らしい取り組み

よく聞かれますが、補助金は「誰にでもできる正解」を求めることではなくて、自身・自社の成り立ちやお強み、思いを生かしているかが大事です。誰でもできることなら行政は税金を1人に投じることはないからです。

またA社にとっての正解は、B社の正解ではないです。A社の体制や文化に依存しますし、もし正解が同じなら事業がみんな同じになってしまいます。そうすると同じような商品サービスが増えて価格破壊になって一部は市場を撤退することになります。

中小企業施策の考えは「各自ユニークを追求し、独自のものを作り、なくてはならない」という考えです。中小企業診断士を目指しこの考えに触れて、「私はこれにコミットしよう」と決めた理由です。

「こうしたい」「こんなものを買いたい、投資をしたい」の裏になんのためでなぜそう考え、今後どうなるのかもしっかり考えたうえで事業をしていくことが必要です。うまさスマートさより、その方が考えた奇跡であり、考え、それが審査員に伝わります。

ポイント5: 目的は政策目標達成

補助金は困っている人を助けることがメインではありません。補助金はあくまでも公的事業の何か建てる、新しい取り組みをするものの政策目標の達成手段(スタートアップ、賃上げ、雇用創出など)の1種類です。どの政策に協力するのでこの事業と考える方が採択されやすいと思われます。補助金の原資は税金で、一部国有(公的)財産ということです。一定期間勝手に売れない。体制変更も事前に相談する必要があることになります。

補助金が関わっている政策目標のベースは「賃上げの達成」と「スタートアップへの投資強化」です。また補助金によって投資をして売り上げにつながる事業者(会社、個人事業主など)もありそこで経済を活性化していくということはあると思います。

以上、いかがでしたでしょうか。つづきはこちらです。お役に立てますと嬉しいです。

▼補助金のがっこう。シリーズ、過去の記事(バックナンバー)
その1(5つの質問)、その2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)、その5(補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…)、その6(申請書を書くコツ)、その7(補助金に魂を入れる方法)

▼お知らせ
毎月11日(原則)開催の「夢を進める壁打ちラウンジ(2025年1月に夢をかなえるか壁打ちラウンジより改名)」を無料開催しています。スケジュールはこちら(DreamGateのホームページ)です。ご質問やご相談やお仕事として依頼したいなどは、お問い合わせフォームよりお尋ねいただけましたら、別日程でも相談をお受けいたします。

【補助金のがっこう。その7】補助金や融資の事業計画に魂を入れるワザ2選

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)は、その5(補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…)その6(申請書を書くコツ)はみていただけましたでしょうか。

今日は補助金に魂を入れるときにアドバイスをすることを少しお伝えします。

Q1:補助金の申請書に魂を入れるって?

回答:
すみません。わかりにくいですよね・・・

マクダレン効果というのがあります。エチオピアの飢餓についてデータを示して説明したことと、マクダレンさんの立場で伝えたところ、後者の方が寄付が多かったという実験結果のことです。

補助金の申請書つまり事業計画(融資の事業計画にも共通しますが)にも論理的だけではなく、自分の言葉でしっかり伝えることが必要だと当事務所では考えています。それを魂を入れると言っています。本当に一緒に作り上げたりするとふーっと気持ちを入れてますね。後はどっとつかれます…

Q2: 一番多いアドバイスは?

回答:
それは「順番並び替え」です。

「え?」とおもいますでしょうか。でもそれが一番多いです。自分がやりたいことだから思いがいろいろあってこんがらがっている(スパゲッティになっているともいう)のです。もちろん、私もそうです!(自慢することか^^)

そういうときに解消するには
こういうことがあった(昔)→●●→●●→これをしようと考えた

とおいて●●を一緒に考えていきます。スパゲッティの中に大体入っています!ほどいていく感じです。今だとChatGPTなどの生成AIがすっきりさせてくれることもありますね。そうじゃないときもありますけど

Q3: 次に多いのは?

回答:
数を数えてはいませんし、商売道具なんですが^^もう1つお教えしますと、文章の塊が大きい(長い)ことですね。

こういう時は3~4つにわけてみます。

1:●●面
 XXXX
2:●●面
 XXXX

場合によっては2もありますが、ただ1とか5以上は避けたほうがいいとお伝えしています。人が認識できる「マジックナンバー」は諸説ありますが、3が一番しっくりくるようです。上中下、松竹梅など昔からの言葉は3つのものであふれていませんか?四字熟語もありますけど、すっと覚えやすいのは3文字ですね。

ここはフレームを使うといいですね。フレームといっても堅苦しくなく、ごく普通に思い出せる言葉でOKです。経営だとQ品質CコストD納期とか、ひと(人材面)もの(サービス面)かね(金融面)とか3つじゃないけど、5W1Hはよく使います。難しいフレームワークは賢く見えますが、伝える相手によってはより一層わかりにくくなるので使う場所は考えたほうがいい気がしています。なお、ここも生成AI使ってもらってもいいかもしれません。このフレームワークで切ってほしいというとちゃんと分析してくれます!

以上、いかがでしたでしょうか。お役に立てますと嬉しいです。

【補助金のがっこう。その6】補助金の申請書を書くこつを教えてください。

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)は、その5(補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…)はみていただけましたでしょうか。
今回は、「補助金の申請書を書くこつ」についてです。なぜ取り上げるかのは先日、当事務所のホームページのサービスページカンパニーページのアップデートをした際、文章を一回書いて寝かせるのは大事と思ったからという個人的な理由です…
さてまいりましょう!

Q1:どういう申請書が採択されるのでしょうか?

回答:
お仕事柄、補助金申請書を見る機会が多いですが、ひとことではいいきれません。フォーマットも求めているものも倍率も違いますので…

ただ、「しっかり書いている」申請書はきっと審査をする方に届くのではないかと思うのです。(AI審査で決まるという情報はまだ入ってきておりませんので)

  • わかりやすい(文章の内容わかりやすい、文章校正はわかりやすい、図や絵を入れている)
  • 一般論ではなく具体的である
  • 誤字が少ない
  • テンプレ感がなく、しっくりくる

ところではと思います。以前、GoogleのSEOスペシャリストの方のお話を聞いた時に「検索エンジンでは、検索する方のことを思って書いている記事が検索順位が上がる。Googleとしてはそうしているのでしっかり作ろうと思えば自然にSEO対策になる」という趣旨のことをおっしゃっていて、それと似ているのではと思います。

Q2: 参考になるテンプレートはありませんか?

回答:
テンプレートがあると心強いかと思います。いくつかお伝えしますね。

その1:補助金ページに書いてある申請書記載例

これがあれば一番安心です。なんといっても事務局が監修されていますからね。

小規模事業者持続化補助金8-13回のページと電子申請画面上にもあります。ミラサポには記載例付きの解説の記事があります。

ものづくり補助金参考様式(記載項目)が公開されています。

ただ、ものづくり補助金の場合10枚以内という決まりがあり、「これが10枚で入るだろうか」という疑念もありまして…「これでなくてはいけないではなく、参考」ということでとらえるのがいいと思います。

その2:公的支援機関で聞いてみる

公的支援機関(経営相談窓口)などでテンプレートのご依頼を受けた際は可能な場合はお送りしています。(こちらでは共有しませんが)そうなさっている方は他にもいらっしゃるとききますので、聞いてみられるといいと思います。ただ、相談員のポリシーはそれぞれなので断られることもあるかもしれないとはお伝えします。

その3:その他公開されている情報を参考にする

ネットで公開されているものや販売されているケースもあります。YouTubeで解説されている専門家もおられます。ただ、品質にばらつきがあるので、比較検討して参考にする複数候補の1つとして、ご自分がしっくりくるところを活用されるのがいいと思われます。

Q3: テンプレートのデメリットとは…

回答:
万能に見えるテンプレート。メリットとしては、当然記載するイメージがある方が書きやすいのですが、デメリットとしては記載イメージがあるとひっぱられることはあること。オリジナリティがないと審査で不利になります。
フリーの記載フォーマットに自分なりに考えて文字化したり、図式化したうえで、それをテンプレートに移し替えるほうがオリジナリティが保たれるかもしれません。

また公的支援機関の相談窓口や、ご申請したことがある方、経験多数の方ならお1人、少ない方なら数名にレビューしてもらうといいと思います。なお、当事務所でも有償ですがお受けしております。

以上、いかがでしたでしょうか。お役に立てますと嬉しいです。

【補助金のがっこう。その5】補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)はみていただけましたでしょうか。今回は、補助金と比較される助成金、給付金の違い、そして3つの助成金についてお伝えします。

Q1:補助金、助成金、給付金はどう違うのでしょうか

回答:
表にまとめるとこんな感じです。

対象内容

補助金は事業について、助成金は人材について、給付金は困っていることになります。国の補助金は経済産業省や中小企業庁、国の助成金は厚生労働省です。自治体でも補助金は経営支援関係、助成金は労働関係の部署が担当されています。

タイミング

補助金は締め切りがあり、選抜があります。助成金は条件に合致し、申請して資料を提出する必要があります。給付金は所定の資料を手続きに沿って出す必要があります。助成金や給付金は正しい書類を早く出すことが重要ですが、補助金はそれに加え、その事業計画の成長性や独自性、必然性なども示していく必要があります。

奈良県よろず支援拠点のブログ(リンクあり)にも書いてありましたのでご参考にしてください。

Q2: 助成金の3種類の意味

回答:
助成金は、3つの意味がありますので、お伝えします。

その1:厚生労働省の「事業主の方のための雇用関係助成金」

助成金というと、厚生労働省の「事業主の方のための雇用関係助成金」が一番メジャーです。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/index.html

厚労省のパンフレット(リンクあり)もみつけました。厚生労働省の助成金については、事業者が自ら行うか、社会保険労務士に相談や依頼するしかないことにご注意ください。社会保険労務士以外の方に手伝ってもらうのは法律違反です。よって私も情報提供にとどめます。

第2位:財団等助成金・民間助成

財団法人や企業などがNPOや非営利事業について活動の助成をするものです。営利企業中心の補助金とやや異なるのですが、NPO法人は補助金も財団等助成金の対象になるのでどちらも考えられます。

文部省のサイトに民間助成へのリンク集がありました。
https://www.mext.go.jp/a_menu/renkei-kyoudou/1335753.htm

その3:東京都の補助金・助成金

東京都は数多くの事業者への補助金や助成金のような資金提供をしています。
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/josei/index.html

ただし、東京都の事業は補助金という表現は使われず、国や他の自治体では補助金といわれるスキームのものでも「助成金」あるいは「助成」という名称になっているものも多いです。中身をしっかり見て対応してください。

以上、いかがでしたでしょうか。お役に立てますと嬉しいです。

【補助金のがっこう。その4】補助金のよくある間違い

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)はみていただけましたでしょうか。今回は、私も書く立場だと間違えそうになる!補助金のよくある間違いについて書きたいと思います。ちょっとタスクに終われていまして、ショート目になります。

Q1:よくある間違いトップは?

回答:
「要件不備」といわれる資料がそろっていなかった例です。公募要領の後半に、必要な資料の一覧(ファイル名が書いてあるものもあります)や補助金によってはチェックリストや申請のためのs量がある場合もあるので確認しましょう。不明点は、事務局の電話などで確認しましょう。電子申請は入れていないとエラーになって進めなかったりするので少し安心ですね。

国の補助金だと補助金のFAQならぬ「Q&A」が公開されているものもあります。参考になるかもしれません。

窓口に聞きに来る方もいます。

Q2: 「もったいない」と思ってしまうケースは?

回答:
いくつかあげてみます。

第3位:突然の登場!

補助金は「おじいちゃま(おばあちゃま)におこずかいがもらう」シチュエーションに少し似ています。

多額のものを買う場合、最初にはなく、最後になって「これを買いたいのです」どーんと出てくるケースがたまにあります。前半はなかなかよく書けているのにもったいないです。これを買うために補助金を申請したいなら、なぜそれがないといけないのかを、経営課題や取り組みの中で示す必要があります。またどういうものかを機械であれば型番やなぜこれなのかをしっかり示す必要があります。チラシならどこでまくのかや枚数はマストです。

「タブレットを買いたい」だけではゲームがしたいのか、YouTubeをみたいかわかりませんが、「勉強の教材を見たい」「ドリルをしたい」といえば納得するかもしれません。

第2位:無難すぎ

スマートすぎる申請書。一般名詞とそれはそうよねだけでは、心にひっかかからず。なぜこの会社がこの事業をして、補助金という投資がいるのかがみえてこない。具体的に、社長の思いや心の声やお客さまの声、固有名詞はできるだけいれるほうがいいです。これが妥当性や実現性の根拠になります。補助金の審査はあなたを知らない方がされるので、知らない人にわかってもらう必要があるからです。

第1位:専門用語ばかりで、文字ばかりでわからない

横文字、専門用語、業界用語は注釈を入れましょう。専門用語が自分ではわからないこともあるので、第三者の誰かに一度読んでもらってもいいかもしれません。文章だけでわからないものは図表や写真を入れるとより良いです。IT導入補助金や事業承継・引継ぎ補助金などテキストやエクセルベースのもの以外は図表や写真を貼り付けられることが多いです。図表と写真ばかりでもわからないのでそこはお気を付けくださいませ。

以上、いかがでしたでしょうか。ご参考になさってください。有償にはなりますが、申請書のレビューも受け付けておりますので、ご相談もお待ちしています。


【補助金のがっこう。その3】補助金になりやすい費用なりにくい費用とは?

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)はみていただけましたでしょうか。今日は夕方になって気づきました!(うっかりさん)日ごろ補助金のご相談を受けていると「なんでもかんでも経費は、補助金になるんでしょう」とおもっている方が多いです。もちろん知らないのは当たり前!目安があるとあるとわかりやすいかなとおもって書いてみました。

Q1:補助金になりにくい費用ベスト3とはなんですか?

回答:
そうですね。聞かれるけど、補助金になりにくい費用を答えますね。

第3位:パソコン・タブレット

事業に必要なパソコン、タブレットはとても人気です。知っている経営者さんはPCを持ちたくないとスマホでかたくなに補助金申請を終えましたが普通そんな根性を持つ方はいないでしょう。

これらについては「汎用的なものグループ」に入ります。ようは「事業にも使えるが、事業じゃない(PCならゲームや遊びのこと)にも使えてしまう」ものであり、そのような汎用的なものグループには原則補助金は出ないことが多いです。車も公道を走行できるのはだめだけど事業所内ならいいなど規定されています。

その心はもともと税金ですもの、「事業以外に使われるかの危険」と「ほかの人に転売される危険」のような気がします。逆の立場になってみてください。頑張って納めた税金が誰かの遊びに使われたり、転売されたら絶対嫌ですよね!

このPC、タブレットについてはIT導入補助金の一部やデジタル系の補助金でソフトを買うために必要と認められるなど一部対象になることもあります。金額の上限は10万円が目安ですが、2/3としても15万円のパソコンって結構いいものかえますよね。チェックし見てください。

第2位:人件費

事業を行うのにお金が必要になるのは人件費。人にお願いしたいとき、スタッフを雇うか、外部の方にお願いするか。それには費用が掛かります。

現在の創業する業種は、製造業や小売業より、サービス業、専門サービス業など目に見えないものをオンラインなど店舗を持たずに提供する形が多いので、最もかかる原価は人件費だったりします。

人件費は「該当することもあるが、ハードルがとても高い」といえます。研究開発型補助金の開発人件費(申請ハードルはとても高い)や東京都の創業助成金(とても難しい)のスタッフ人件費対象のものがあります。原則人件費は出ないほうが多いと思った方がいいでしょう。

なお、これらは従業員などの人件費であり、経営者である方の人件費は認められないと思ってください。創業融資でも従業員の人件費や外注費は対象になりますが、経営者の人件費は対象外です。コロナで困ったときに収入が減少した方に給付金が出ることはありましたが、会社を立ち上げたら行政から自動的にお金をもらえるということはないです。雇用に関する失業保険などとは全く違う制度です。

第1位:中古品

中古品は対象にならないわけではないですが、ハードルが高いです。これはほぼどの補助金も。補助金は税金ですので使うのにも経済を回そうという意識だと思われます。「中古なら、同じスペックで本命以外に2枚見積もりが必須」となるととてもハードルが高くなります。

中古品を買うのは問題ない(私もアンティーク好き)ですが、中古にすることでお得になるのなら、補助金ではなく自己負担しましょうということではないでしょうか。

Q2: 補助金になりやすい費用ベスト3はなんですか?

回答:
はいはーい。対象になりやすい費用ね。そっちのほうが楽しいな♪(とテンションが変わる)

第3位:販路開拓、特に好かれるのは展示会出展や海外展開

販路開拓(ハンロカイタク)は営業先を増やす、売り上げを増やすための取り組みです。

  • チラシを作る
  • ホームページを作る
  • 広告をする(チラシをまく、ウェブ広告をする)
  • 展示会に出る
  • 海外展開をする

事業は売上を出し収益を上げないと存在し続けられませんので、ニーズも高いです。
補助金で好かれやすいものとしては、参加者に自分の商品サービスを見せつつ商談を行う「展示会」でしょうか。行政・自治体(中小機構など)でも実施されていますし、補助金を出す側としては不正がしにくいというのがあるのではないでしょうか。
海外に販路を求める海外展開についても補助金はわりとあります。ものづくり補助金もグローバル展開型だけは広告費使っていいとなっています(2024年4月現在)。
また、元商社OBOGなど海外展開に詳しい専門家が無償あるいは少額でサポートしてくれる専門家支援制度も拡充されています(ある程度の実績は必要です)。JETRO、中小機構は全国的、地域によっては商工会議所、東京都など自治体にもあることがあります。セミナーなどもありますので、ぜひ活用していただきたいです。

一方、ウェブ広告はリアル広告を抜いたように、オンライン・ウェブ広告は利用することは多いかとおもいます。値段がつけにくい証明がしにくいのが理由と思われ、小規模事業者持続化補助金で全体の1/4ルールになるなど、対象になりにくい面もあります。自社でInstagram広告をする場合、証明書類がとても複雑(キャプチャをその時とる)とか大変なこともあります。事前に公募要領などでチェックしておきましょう。

第2位:システム投資

同率1位に近いですが、システム投資でしょうか。

DXとか生産性向上とか言われているそのための投資がまさにそれがこのシステム投資です。
件数の多いものづくり補助金にも事業再構築補助金でも自治体の設備投資系は必ず入っています。デジタル系の補助金もありますね。

ITの会社様とお話して、システム概念図や特徴などをしっかり詰める必要があります。今までの延長ではだめでしっかり何が良くなるかの未来を描くこと。IT会社の中にはこちらがわからないとおもって、高い金額をおっしゃってくることが多いです。第3位の広告費に戻りますが、「開業当初からホームページ50万円が常識」「誰も来ない広告につき3万円が必要」とかいうお話でご本人は必要だと思いこまれているのですが、それが本当に必要かを考えてください。高級商材を使うなら50万円の多言語化対応ページですごくいいデザイナーを使わないと無理とか事情があり、価格も高くて売れる見込みがあるならいいと思いますが…最初はSNSや無料でできることも多いです。ホームページだって無料で作れます。もちろん専門家がつくるほうが素敵ですけどね。お値段より「自分の頭でしっかり考える」ことが大事だとおもいます

システムを語るにはサブスクも語っておきましょうか。サブスクも対象費用になれば対象ですが、期間は補助金が終わるまで払ったものに限られます。永遠には出ません。それをお忘れなきよう…

第1位:設備投資

1位は設備投資でしょう。件数の多いものづくり補助金にも事業再構築補助金を含め、おおよそどの補助金にもあります。

設備を購入とすると不正もしづらいですよね。他にも使いづらいです(使えるパソコンなどはなりやすい)。

ただ取り換えはいけません。どう新しくてそれを導入してどうなっていくかしっかり描きましょう。

以上、いかがでしたでしょうか。ご参考になさってください。ご相談もお待ちしています。


【補助金のがっこう。その2】私の法人あるいは個人は補助金が受けられますか?

補助金のがっこう、その1(5つの質問)はみていただけましたでしょうか。3日に1度というつもりが、1日すぎていました…今回はその2としてこちらも多いご質問「私の法人あるいは個人で補助金を受けられますか?」についてとりあげます。結論は、「補助金によって違います」なのですが、法人格や状況で受けられるかの大前提になり大事なことですので、傾向についてお伝えします。

Q1: 私は補助金を受けられますか?

回答:
補助金が誰のものかに戻りましょう。行政の政策目標を達成するためのものと前回の記事でお伝えした通り、おおまかにいうと「法人または個人(事業主)(事業者)」向けのものです。

1_事業者とは?

国税庁のサイトでは、以下のように定義されています。
引用:国税庁No.6109 事業者が事業として行うものとは(リンクあり)

  • 「事業者」とは、個人事業者(事業を行う個人)と法人をいいます。」と定義されています。「事業として」の意義
  • 「事業として」とは、対価を得て行われる資産の譲渡、資産の貸付けおよび役務の提供を反復、継続、かつ、独立して行うことをいいます。例えば、商店が販売用の商品を売った場合や、運送業者が運送サービスを提供して対価を受け取るような場合が典型的なものです。

国税庁が登場しますが、事業主=納税対象というイメージです。なお、その形態は、大きく法人と個人(事業主)にわかれます。

2_法人とは、営利法人とは

法人は営利法人と非営利法人にわかれます。原則、補助金は法人の中でも原則営利法人が対象になります。

営利法人は株式会社、合同会社(LLC)、有限会社(今は設立ができないので特例有限会社と表記されることもあります)などがあります。会社というと思い浮かぶのはこちらではないでしょうか。

営利法人の反対語は非営利法人です。NPO法人(特定非営利活動法人)、一般社団法人、一般財団法人、公益社団法人、公益財団法人、社会福祉法人、学校法人などがあげられます。

全国公益法人協会の非営利用語辞典によると営利組織の定義は「営利組織では、事業活動によりえられた利益を、社員や株主など組織の構成員に分配する。対義語として非営利組織があるが、ここでの非営利とは、利益をあげてはいけないという意味ではなく、利益をえても構成員に分配せず、組織の活動目的を達成するための費用にあてることを指す」と書かれています。つまりもうけた利益をどうするかが営利非営利の分岐点であり、事業内容ではないのです。

なお、法人設立の場合にはご自分のされたい事業と法人の特徴をみて選択する必要があります。この分野にお詳しいのは司法書士の先生ですが、基本的なことは公的支援機関の創業窓口や創業セミナーなどでも触れていきます。必要な情報はここでもあげていきます。

営利法人と非営利法人で悩まれる場合は、日本財団さんのこの記事は参考になるのではないかと思います。「どの法人が自分に向いてる?法人格を選ぶ際のポイント」の一覧表が役にたちます。

準備や資金調達に大きな差が。社会起業家を目指すなら知っておきたい「法人格」の違い

2_個人(事業主)

個人だから誰でも受けられるわけではなく、「個人事業主」になる必要があります。
個人事業者は、国税庁のサイトでは、「例えば、小売業や卸売業をしている人をはじめ、賃貸業や取引の仲介、運送、請負、加工、修繕、清掃、クリーニング、理容や美容といった業を営んでいる人はすべて事業者になります。さらに、医師、弁護士、公認会計士、税理士などの業を営む人も事業者になります。」としています。

Q2: 個人事業主はどうしたらなれるの?

回答:
個人事業主とは一個人から「事業をする個人(屋号)」とバージョンアップするイメージです。法人の場合は設立する必要がありますが、個人事業主には税務署に「開業届」を出すと完了です。

なお、国税庁のサイトでは、「個人事業者の場合、事業者の立場と消費者の立場とを兼ねていますが、事業者の立場で行う取引が「事業として」に該当し、消費者の立場で行う取引は「事業として」には該当しません。」とありますように、消費者としてのご自分もあり続けますので安心してください。なお、私も個人事業主です。世の中にある屋号で株式会社などの法人格がついていないものは個人事業主が一定数いると思います。

開業届の提出はどうするの?

税務署に紙で提出しても、e-taxでのオンラインでも可能です。税務署のサイト「A1-5 個人事業の開業届出・廃業届出等手続(リンクあり)」が参考になります。
Freee、弥生、MoneyForwardなどの会計ソフトでも出すことができます(いろいろな機能があり、個人事業主や小規模事業者、中小企業にはありがたい感じです)。
ただ、ガイドに詳細にあり、複雑ではありませんが、間違っても添削はありません。また事業税の手続きも必要になりますし、窓口では「実際に税務署にいってみてください」とお伝えすることも多いです。

いくつかのティップス

  • 屋号はつけてもつけなくても大丈夫です。なお、補助金は採択者名が公開されることがありますが、屋号がないと本名が出ます。
  • 「2つの事業をするので2通出したい」とおっしゃる方もたまに聞きますが、原則1名1開業届です。理由は税金なので1名につき1税金アカウントというような形になるからです。法人は1人が2つ以上設立することができますが・・・
  • 控えは創業融資や補助金等で必要になるのでとっておきましょう。

実際に開業届を出す場合は、国の機関である中小機構の出しているj-net21「起業マニュアル「個人事業の開業手続き」(リンクあり)」も参考にしてください。j-net21起業マニュアルと中小機構「夢を実現する創業」(冊子・PDFあり)、国の金融機関である日本政策金融公庫「創業の手引き」(冊子・PDFあり)は窓口でおすすめすることが多いです(リンクできるようにしていますが切れていたら検索してください。最新版が出るはずです)。創業する方や気になるかたは必要に応じてみていただきたいです!

Q3: 非営利法人は補助金は受けられないんでしょうか・・・

回答:
これもよくいただくご質問です。結論としては「非営利法人が補助金が受けられないとは限りません。」になります。

営利も非営利って、事業の中身によってわかれないんです。介護事業も株式会社がしていたり、NPO法人もされているなどありますよね。

話を補助金に戻しましょう。つまり、行政もよく理解されていて、一部の非営利法人は補助金の対象になっています。
特定非営利活動法人(NPO法人)は私の知る限り、国の補助金や自治体の補助金の多くで対象になっています。NPO法人の方は必要に応じ、補助金活用をご検討なさるといいと思います。一般社団法人も事業再構築補助金やIT導入補助金では対象になっているほか、自治体の補助金でも対象になっているケースがあります。

営利法人であれば、検索などで補助金情報にいきあたる可能性は多いと思いますが、非営利法人には情報が少ないかもしれません。その理由として考えられるのは、行政でも営利法人は経済産業省や経済系の部署の管轄になり、非営利法人は内閣府や市民活動系の部署の管轄になるからではないかと思われます。

行政の経営窓口も原則営利企業のためのものなのですが、非営利企業の方のご相談もありますし、拒まないところも多いと思います。全都道府県にあるよろず支援拠点(リンクあり)さんはNPO法人や一般社団法人も対象です。非営利企業ならではの込み入った話については相談対応ができないケースもありますが、資金調達や売り上げの上げ方が営利法人と非営利法人で異なる傾向はありますが、利益を出していくことについては営利法人も非営利法人も共通性も高いとも思います。

なお、NPO法人の設立については都道府県がフォローされるケースが多い認識です。

以上、いかがでしたでしょうか。ご参考になさってください。ご相談もお待ちしています。


【補助金のがっこう。その1】よくご質問を受ける5つについてご回答します

ゴールデンウイークいかがお過ごしでしょうか。きちんと情報発信させていただこうと、いつもお尋ねいただくことなどを少しずつ発信させていただきます。
今回は、初回としてよくお尋ねいただく補助金についてのご質問に回答します。

Q1: 補助金にはどのようなもので、どんな種類がありますか?

回答:
補助金の定義は「中央政府または地方政府が、行政上の目的・効果を達成するために、公共団体・経済団体・企業・私人などに対して、なんら反対給付を受けることなく税金から一方的に支出する現金給付」になります。ようは、会社でいうところの「キャンペーンであり投資」に近い存在ではないかと思います。

受けるほうとしては「もらえる」視点で考えがちなのですが(確かに私もポイ活大好きです(;’∀’))、行政の立場からは、行政上の目的(政策)の効果を達成のためになされます。例えば省エネ・脱炭素は、SDGsやカーボンニュートラルなど日本が世界に対してコミットしている目標でもあります。よって、省エネや脱炭素に貢献する設備を導入すると出る補助金があります。創業についても、国が地域が創業者を増やしたいという政策に基づいてあります。全国一律ではなく地域に差があるのは地域ごとに創業がどの位置にあるかによります。子育て政策なども各地で違いますが、それと同じですね。

また行政としては国民の生活も税収も大事です。物価が上がっていく中、賃上げも大事ですので数千万円単位の補助金においては賃上げのコミットが必要であることも多いです。「税金投入するんだから賃上げして貢献するんですよね」ということです。移住における補助金も出ていてこの記事では深くとりあげていませんが、移住すれば地域の税収があがるのでぜひ来てほしいということになります。

この補助金、なんと全国で約3,000種類もあるといわれています!1年365日ですので、1日1個みつけてもほぼ10か月・・・という膨大な数ですが、以下のように大まかに分類されます。

1_実施主体(募集主体)による分類

①国(経済産業省、中小企業庁、厚生労働省、農林水産省、観光庁、NEDO、AMEDなど)
②都道府県(東京都、大阪府、神奈川県など)
③市区町村(横浜市、川崎市、立川市など)

自分の事業所がある地域と近い分野になるでしょうか。

2_内容の分類:

①ステージ別(政策課題)
起業・創業…起業・創業者はいわば会社における新入社員のようなもの。よって補助金を含めた創業者向けのサポートがいろいろついています。それには起業についてしっかり学んでほしいという行政の親心を感じます。適用できる起業・創業者には期限があり(おおよそ2年、5年など。なお、大体が個人から法人にした場合は個人で開業してからになります)、期限が過ぎると受けられないものがあり「残念・・・」というお話もよく聞きますので、起業創業を考える方は検討時点で確認しましょう。
事業承継…今は親族間承継よりも、第三者承継(親子や親せき以外の承継)が増えています。次の承継者に引き渡す、前の経営者から承継する事業承継は大きな政策課題ですので、補助金を含めた専門の相談機関やマッチングなどのサポートがついています。
海外展開…日本の国内だけではなくグローバル展開やインバウンドについても補助金を含めたサポートがついています。JETRO、中小機構、東京都は自治体でも専門機関があります。ぜひ確認しましょう。

②目的別
販路拡大…お客様を増やすことで「プロモーション」に近いです。チラシ、ホームページ、展示会などの投資があります。ご相談が多いです。
生産性向上…設備やデジタルツールを入れて効率を上げる。先ほどの政策では「日本の生産性は海外より低い」ということで行政も課題を感じているところです。そもそも国力にも影響しますよね。特に近年はさらに注力されています。
設備投資…設備を入れたいというケースです。ただ入れ替えるだけでは原則NGですが、新しい基準(CO2削減)にあった設備や最新型の設備が対象になることが多いです。設備を入れる場合は補助金が適用できるケースも多いので、ぜひ確認しましょう。

3_規模別の分類:
①補助金額がおおよそ3,000万円以上かつ人件費が出る研究開発・実証実験のもの…経済産業省実証実験的なもの、NEDO、AMEDなど
②補助金額がおおよそ1,000万円以上で設備投資や改装のみのもの…事業再構築補助金、ものづくり補助金、東京都の躍進的な事業推進のための設備投資支援事業など
③補助金額が50万円以上1,000万円以下で、しっかりとした事業計画を書くもの…小規模事業者持続化補助金、事業承継・引継ぎ補助金、など
④補助金額が50万円未満で要件があえば採択されやすいもの…自治体の補助金など(省エネ、DXが多いです)

Q2: 3,000あるって!補助金はどうやって探せますか?

回答:
3,000もある中で探すのは大変ですよね。私もいつも苦労しています。。。いくつかお伝えします。

方法1:「j-net21(中小機構、独立行政法人)の支援情報ヘッドライン」で検索

https://j-net21.smrj.go.jp/snavi/articles?category%5B%5D=2

補助金を無料で検索できるところはあるのですが、こちらが行政が認めた最新情報です(ミラサポもこちらに統合されました)。種類、分野、地域、フリーワードで検索できます。ただお住まいの都道府県の別の市区町村のものがでてきたり、ホームページは経費になるのについては詳細ページにいくとわかります。最初の判断には有効と思います。

方法2:補助金情報を発信している各実施機関(中小機構など)、コンサルタントなどのSNSアカウントをフォローする

補助金を募集する主体の気持ちになってみてください。やっぱり必要な方に届けたいと思われています。補助金を担当されている行政職員の方は結構PRなさろうといるのをよく耳にします。よって、各主体がX(旧Twitter)、Facebook、Youtubeなど出していることもあります。私のところにもXでみて補助金を知ったというご相談があることがあります。補助金を出すような行政機関でメールマガジンを発行されていたらとってみられることをお勧めします。
私も随時発信してまいりますね!

方法3:お住まいの地域の公的支援機関あるいは商工会議所商工会で無料で相談する

わからないという気持ちにこたえて、窓口があります。補助金事務局もあり、補助金のことには答えてくださいます。そもそもどこを選ぶの問題については以下を参考にしてください。

パターン1:3規模別の分類②~④つまり人件費が絡まない補助金については以下で探してみてください。
「事業所や会社のある自治体名+経営相談窓口」で検索、各都道府県の「よろず支援機関」にアクセスしてください。関連するものや実際にあうかどうかも教えてくれます。補助金の申請書作成もフォローしてくれるケースが多いです。 商工会議所商工会に入っている方はそちらでお聞きするといいと思います(入会時に案内を受けていると思いますが)。

パターン2:規模別の分類①の人件費のある補助金について 特殊ですので実施機関の担当者メールアドレスがありますので、聞いてみられることをお勧めします。公募説明会もあります。これらはいわば上級編なので、いきなり応募は厳しいかなという印象です・・・

※2_内容の分類の①ステージ別では、起業・創業(TOKYO創業ステーションなど)、事業承継(各県の事業承継・引継ぎセンター)、海外展開(JETRO、中小機構)など専門の公的支援機関もあります。

Q3: 補助金、助成金、給付金の違いがわかりません・・・

回答:
そうですよね。。。この業界に入るまで私もそうでした!すべて「行政が税金から出される、返す必要がないお金」です。
助成金については「社会保険労務士」の資格保有者しか相談申請を含め扱えないので、説明は割愛します。各都道府県のよろず支援拠点では社会保険労務士さんがいらっしゃることが多いので、お聞きになることをお勧めします。公的支援機関を除き、社会保険労務士の資格のない方が助成金やりますとおっしゃってきたらそれはNGですのでお気を付けください。
給付金は条件を満たしていると所定のお金が振り込まれます。新型コロナの時はありましたが、今はほぼないのでこちらでの説明は割愛します。

補助金については、申請時に出した内容についての出費について、採択をされ、交付申請をされた場合(実際にやっていいよという見積書や書類チェック)にすべて完了して実績報告をして承認後に補助率をかけた額が立て替え払いになります。
ただ、受け取れるまで数か月かかるケースもあり、自己資金や融資などで立て替えが必要です。(補助金についてのプロセスはQ4でお伝えします。)

よくご質問を受けるのは「創業するのですが、補助金はもらえますか」ということです。残念ながら、特定地域の移住関連を除き、「創業することについてお金がもらえる」という補助金はありません。移住の補助金については移住相談センター等でお尋ねください。
なお、事業計画を示したうえで採択されれば補助金を受け取れる「創業補助金(助成金)」は地域によってはあります。地域によって様々ですが、東京都の創業助成金(東京都では補助金と同じ意味です)は条件もあり、厳しい倍率といわれています。ただ、採択されたらすごいことですので、されたい方はトライしていただけるといいと思います!

うちの地域には創業補助金はないというみなさま。創業される自治体別にある「特定創業支援(創業塾や個別相談など市区町村別に決められた方法で創業についてしっかり学んだ方への認定制度です)の認定を受けると国の全国の小規模事業者が受けられる「小規模事業者持続化補助金の創業枠(増額)」の資格が得られます(2024年5月現在)さらに法人設立の登録免許税の減免、創業融資の優遇などの特典があります。こちらを探される際は、「おすまいの地域(市区町村)+特定創業支援」で検索してみてください。

Q4: 補助金をもらうプロセスを教えてください

回答:
お答えしてまいりますね!

プロセス1:出す補助金を探して、決める

Q2をもとにご自分にあうものを探します。年1回この時期や春秋あるもの、数か月おきにあるもの(国の補助金)などあります。大体買いたいものと領域で考える方が多いですが、そのポイントになると思います。
公募(募集)前から対策しておくほうが安心ですので、過去の募集案内が参考になると思います。
出す補助金のページをみて、自分に合うかを確認してください。不安であれば相談機関にきいてみたり、事務局に電話しましょう。

プロセス2:必要な資料をそろえる

おおよそ以下のようなものが必要です。
①申請書(自社自事務所の概要、事業計画と買いたいものリスト)
②決算書など(補助金によって多いケースもあります)
③必要な場合は認定書(小規模事業者持続化補助金は商工会商工会議所、事業再構築補助金は認定支援機関や金融機関の証明書が必要で段取りが必要です)
④電子申請のID(電子申請の場合、GbizID、e-RADなど、電子申請がほとんどで郵送は受け付けないケースも増えていますので確認してください)
⑤見積書など(申請時に必要なケースと①に記載する場合があるのでいずれにしても必要になります)

もっとも時間をかけるところが、「①申請書」です。ここで事業計画を書いていく必要があります。補助金のホームページに記載例が出ているケースもあります。
お住まいの地域の公的支援機関あるいは商工会議所商工会に相談したりレビューをして書くことができます。相談しても自分だけでは書けない場合は、支援者と一緒に書くことになりますが、いろいろな方がいますので、お値段などはしっかりみましょう。公的支援機関などでよく「うわ、それはひどいですね」というケースがありますので・・・
申請書については別の記事で書きたいと思います。

プロセス3:申請する

確認書と取って、書類をそろえて申請です。電子申請は余裕をもって一度ログインしておきましょう。ここも書くことありますが・・・次回に・・・

プロセス4:採択結果が出る

数か月で(補助金によって違います)採択結果が出ます。国の補助金だと社名が事務局サイトに出て電子申請だとメールアドレスに連絡が来る(郵送なら郵送)が多いようです。発表が遅れる場合もたまにあります。経験上、夕方が多いです。

プロセス5:交付申請対応

採択して安心していてはいけません。交付申請で見積もりや資料のチェックがあります。これをクリアしないと発注もできないケースが多いです。がんばりましょう

以降は別の機会に・・・

Q5: 補助金のポイントは?

回答:
詳細はご縁があってお会いした方に伝えたいところですが、以下と考えています。

ポイント1:内容と分類があっていることが必要(対象費用やバランスもあります)
ポイント2:選抜(選考)がある(書類を出すと問題なければもらえるケースと数倍の競争率があるケースがあります)
ポイント3:目的、条件、もらえるお金と補助率、条件・費用のトータルバランスが大事
ポイント4:原則後払い(助成金も同様)Q3でもふれたとおりです
ポイント5:“私らしさ”を生かした新しい取り組みかが大事→過去現在未来の一貫性とユニークネスが特に大事になってきている気がします。

以上、いかがでしたでしょうか。ご参考になさってください。ご相談もお待ちしています。