
【走りながらDX/AIその3】AIを使い始めると自然に仕事のやり方が変わっていた話
デジタルトランスフォーメーションという、ようは「デジタルを取り入れて変えていきましょ!」というDX、その中のツールやAIは頭で考えるより、まずやってみることが大事。それが「走りながらDX」シリーズです。
▼バックナンバー
その1:YouTube、始めました
その2:月3千円の「ChatGPT Plus」から月3万円の「ChatGPT PRO」にアップグレードした話
その3:AIをさくさく使い始めると仕事の仕方が変わっている話 ←今回
「AIで仕事がなくなる」などとセンセーショナルに語られています。そんなに恐れなくても、日々なじんで、使いこなせればいいと考えています。そこで今回は、AIを使い始めて自分自身がどのように仕事の仕方が変わったかを、「リサーチ(情報収集)」「文章作成(まとめる)」「アイデアクリエイト(発想)」の3つの側面からお伝えします。何かの参考になれば嬉しいです。
1:リサーチ(世界中から情報を取ってくる)
仕事柄、専門性が高い領域や新しい分野のリサーチが必要です。以前は検索で探しまくるとか、いい情報サイトを見つけるとか、図書館に行く、ヒアリングをするなど文献調査に時間をかけていました。それが、ChatGPT PROの「Deep Research」を使い始めると、なんと15分ほどで必要な情報を集められるように。アプリもあるのでスマホで移動中でもOK!質問という下処理をして、器に入れて電子レンジに入れて分数を入れて待つだけの感じです。
・事例調査や収集、専門情報や国際比較
・アプローチ先のリスト作成
・インタビューやアンケートの質問紙作成
・レポートまとめ
・メモや規定やマニュアルを投入してヘルプデスクとして活用
・新商品・サービスにおけるペルソナ(顧客像)を把握するため対話
「あ、これ使えるかも!」が使っているといろいろ出てきます。
ただ、生成した内容が正しいかのファクトチェックが課題でした。私の知る限りでは、ChatgptのdeepResearchやPerprexityなどは出典元も示されているので(他にもあると思います)、信頼性を確認できます。もちろん、得た情報を確実に活用するためには、用途にはよりますが、その分野に詳しい人にチェックしてもらう必要があります。ただ、一からお願いするより、チェックだけになると専門家の負荷も減るので、スピーディーに進められます。
2:ふわっとした情報をまとめて文章にする(収束)
「文章を書くのが苦手」という経営者や事業者の方は結構多いですし、得意でも時間がないというのもよくある話。AIを使えば、簡単にまとめたい内容を入力したり、音声入力で話したことを整えるだけで、格段に分かりやすい文章に仕上がります。ここは使っている方も多そうです。私はこんな使い方をしています。
・相手に失礼のない配慮あるメールやメッセージを作成
・複雑な内容を分かりやすく要約
・たくさんあるメモから決まったテンプレートに収めるように整える
・誤字脱字や文章の表現を自動的に修正
ただ、一度だけでは、完璧な文章はでてきません。7割くらいのものができて、違うところを訂正したり、「である」調に統一してもらったり、例やテンプレートを投入したり、質問という名前のフィードバックを数回繰り返して整えていきます。ろくろを回して焼き物を作ってる感じですね。
昔は議事録作成が本当に大変で上司や先輩から修正の嵐…ということがありましたが、今ではAIツールを使って、終了後すぐ完成度の高い議事録が完成できます。「お作法に合わせない」「字を間違える」のが姿勢として間違っていると注意されることがなくなってきたのは、大きなDXの成果だと思います。お作法は時代でアップデートするものだと思うので。
3:アイデアクリエイト(発想)もAIで
AIは発想やアイデア出しにも役立ちます。「新しいキャンペーンを考えたいけど、アイデアが出ない…」そんな時、AIと対話している方も多いのではないでしょうか。
私も壁打ち(アイデアのキャッチボール)を行う際にChatGPT PROを活用して、掘り下げていくと新しい発想がでてきて感謝しています。新しい発想は組み合わせとも言いますが、AIで出してもらって表面積を増やすと機会が増えチャンス率を掛け合わせると実現しますよね。いろいろ出かけて、気になったワードを取り入れて組み合わせを増やすよう心がけています。
ありすぎる場合は、選ぶときに選定基準を出して一覧表にしたり、フレームワークにするなどしてまとめています。以前、アメリカで短期留学をしていた時にクリテリア(基準)の大事さが強烈に残っていて、クリテリアは類似事例でもあるし、ここをちゃんとするだけでかなり精度が高まるように思うんです。ただクリテリアの真贋を見抜くのも経験が必要に感じます。
AI時代こそ、AIになりにくい体験や失敗が価値だと感じています。
さいごに
「AIという世界につながっている頼れる相棒ができて安心」という感覚です。パソコンでいうと、本体のCPUの一部をクラウドに置いたようなイメージでしょうか。百人力いや100億人力?ですよね。それにより、できないことを自分のせいにしたり、考え込んだりする時間が減りました。特にリサーチについては、情報がどこにあるのか、見つかるかどうかという不安も減り、悩む時間が短縮されてとても助かっています。
一方で、ファクトチェックや情報の真贋を見極める力が必要です。それらはじっくり考え込むことから育つ面もありますよね。探求学習は、AI時代にこそ必要ともいえるかもしれません。
ご縁のある方にこのお話を差し上げています。「いろいろ忙しくてやりたい事業のことが後回しになるので、定期的にリマインドがほしい」「夜でもLINEやメッセンジャーで思いついたときの話を受け止めてほしい」「仕事や事業が忙しくて、早朝や深夜、休日しか時間が取れず、例えば22時からミーティングをお願いしたい」「面談以外にも、進捗管理や人材・資金調達、事業に関するリサーチをお願いしたい」といった思いを持つ方もいらっしゃると思います。
ふじたクリエイトスタジオでは、有償での壁打ちやリサーチ付きの伴奏(伴走)支援を行っています。公的支援が病院の保険診療とすれば、こちらは自由診療のような位置付けです。夢の実現を目指す、時間を短縮するチームの一員として必要に応じてぜひご活用ください。
①夢を叶える壁打ちワークショップ 2025/6/11(水)7:00(グループ形式/無料)
https://dreamadvance2025061107.peatix.com

②夢を進める壁打ちラウンジ(1対1/無料)

開催予定 ※Dreamgateには先行掲載、Peatixにいれていきます
ご質問やご相談やお仕事として依頼したいなどは、お問い合わせフォームよりお尋ねいただけましたら、別日程でも相談をお受けいたします。
以上、現場からでした。必要な方に届きますように🍀