2024年9月のわたくし

季節がグラデーションになっていますが、暦では秋ですね。9月のわたくしについてお伝えします。フリーランスをしているとなぜか締め切りが多い月があるのですが、今月もそうなのです。以前から準備をしていたものが飛び立っていきます。

1:セミナーや執筆などの創作活動

▼セミナー

2024年9月11日(水)21:00~22:00 
夢を叶える壁打ちラウンジ 

形式:オンライン(Zoom開催)※お申し込みされた方にお伝えします
費用:無料
詳細とお申し込み:PARK(リンク)にてご覧ください。
※みなさまのお役に立ちたいのですが、私もいちフリーランスです。公的な支援制度はとても充実しています。現時点では無料での個別相談の受付はストップし、公的支援と有料でのコンサルティングのご依頼前提のご相談のみとさせていただいています。
ただご縁のあった方やグループのお役に立ちたいので、メールで相談機関の情報提供などはさせていただいたりはしたいです。聞いてみたいという方はこちらやお問い合わせからお願いいたします。

2024年9月18日(水)18:00~20:00
【”活きる”事業計画書策定セミナー】成長する事業を生み出すためのキーポイント

形式:リアル(目黒区民センター2階 第2集会室)
費用:無料 ※無料で託児もあるそうです。
内容:
1.成長する(続けていける)事業とは
2.内閣府経営デザインシートで強み・ユニークネス、ありたい姿を明確にする
3.“活きる”事業計画書策定に向けた自分らしいビジネスモデルキャンバスの作成

詳細とお申し込み:こちらよりお願いいたします

○【”活きる”事業計画書策定セミナー】シリーズの以下もご検討ください。
9月4日(水) ”活きる”事業計画書策定に向けて押さえるべき3つのキホン
10月9日(水) 実践アイディア満載!利益につながる! 販路開拓5つのポイント 
10月16日(水) 資金・収支計画の説得力を高める5つのポイント

情報が公開されていませんが、もう1件無料セミナーがある予定でこちらも取り掛かっています。

▼執筆

執筆
締切に向けて執筆しております。お伝えできるようになりましたら、こちらに書かせていただきます。

ブログ
3日に1度(線路の日)が遅れ気味…書いてまいります!

2:ファンドレイジング活動(補助金、助成金)

国の補助金はお伝えできるような動きがありません。都道府県市町村の補助金などで合致するものがあるかもしれませんので、何かありましたらお尋ねください。
補助金自体は補助金エージェント様が情報をお持ちです。私については補助金を含めての様々な支援制度を活用しながらのお話が多いです。

事業再構築補助金
お伝えできる進捗はありません。補助金についてご相談などありましたら、INQUIRY(お問い合わせ)よりご相談ください。

小規模事業者持続化補助金
17次公募の締切のご案内はまだでていませんので、ウオッチしていきたいと思います。電子申請(gBIZidが必須)はwebシステムに入力していく(ワードプレスのような方式)は続くでしょう。事業検討もされたいこととそれに至る背景、どうなっていきたいかをみるためには1か月半ほど必要になりますので、ご検討を始められることをお勧めします。こちらの補助金はご自身でしっかり考えていきましょうという趣旨のものです。公的支援機関(お住まいの地域+経営相談、お住まいの都道府県+よろず支援拠点など)でも無料何回でもみてくださいますが、ご相談があればおっしゃってください。

事業承継・引継ぎ補助金
お伝えできる進捗はありません。補助金や事業承継についてご相談などありましたら、INQUIRY(お問い合わせ)よりご相談ください。

ものづくり補助金 
お伝えできる進捗はありません。次の公募は未定で、公開されていません。概算要求の内容から来年度に再開される可能性が高いそうです。

当事務所へのご相談につきましては、INQUIRY(お問い合わせ)よりご連絡ください。

3:伝えきれなかったことたち

東京都や中央区・港区、横浜市(あいうえお順)など公的支援の専門家として活動しています。オンラインであれば全国(一度は足を運ぶようにしております)、海外でも対応可能です。ドリームゲート専門家(ページはこちら)を継続しております。お問い合わせ(リンク)からお尋ねください。

【気になる言葉その6】世間で言われるところの「創業塾」について

SNSのThreadsってXとは違う発展をしているようですね。熱活日記と今日のナッジを書いているのですが、書いた内容や投稿にいいね!をした内容をAIでみてリコメンドしているようです。知らない方からのなるほど!とか共感できる投稿が入るようになっているよう。そこで出ていた「ある30万円する創業塾」について検討中のかたの投稿について取り上げたいと思います。

世にある新しい言葉をほぐして、紐解いていくシリーズ。第1弾「BANI(バニ)」はいかがでしょうか。第2弾は「エシカル(ethical)」第3弾「カオス(chaos)」第4弾「ナラティブ(narrative)」第5弾「伴走型支援」に続き第6弾の今回は「世間で言われるところの『創業塾』」についてとりあげます。

Q1:「創業塾」ってなんですか?

回答:
その名の通り、「創業を希望する方のために、創業について必要な情報・知識・スキル等を教えてくださる塾」になるのですが、タイプがいろいろあるのでご紹介したいと思います。

Q2:「創業塾」にはどういう種類がありますか?

①お住まいの地域の公的な創業塾(特定創業支援)
一般的ではないのかもしれませんが、私たち中小企業診断士はこれを想定します。医療だと保険診療、うけられるなら受けないともったいないと熱くお勧めしています。

特定創業支援とは国が決めた制度で創業前から5年以内の方(5年以内は若干異なる場合あり、法人設立後ではうけられないので注意!)に向けて各自治体が決めている創業支援スキームです。個人事業主から法人化をした場合の登録免許税の減免、創業融資の特典、小規模事業者持続化補助金の増額など特典があります。
どの地域にもあり、基本はお住まいの自治体(市区町村)、法人を別の地域で設立する場合はその地域でOKになることもあります。「お住まいの自治体+特定創業支援」で検索すると出てくるはずです(ない場合はお住まいの役所にお電話してください)。
特定創業支援には創業塾でスクール形式と専門家による個別相談支援があります。創業塾は対面とオンライン、アーカイブ動画のところもあります。専門家による個別相談支援は創業前や創業後の制限があることがあります。最低でも1か月間は必要で、ぴったりということは難しく、証明書発行などで2か月を見ておくほうが安心です。地域によるガチャはありますが、あたりの場合はめちゃめちゃあたりです。なお、創業塾は有料でも数万円ですので、よければぜひ調べてみてください。ただ年1回開催も多いです。個別相談支援は公的支援機関からになりますので、基本選べないことが多いと思いますが、無料です。私もある地域でしていますが、こういう仕事をしている人は怖くないので安心ください(笑)


②自治体・公的支援機関、商工会商工会議所、信用保証協会等が主催している創業スクール
地域によっては年1回でタイミングが合わない、締め切られてしまったというケースもあります。その場合は①の市区町村の特定創業支援ではないけど、自治体、公的支援機関(創業支援施設)、商工会商工会議所、信用保証協会がしている創業スクール(名称は創業、開業、起業とばらつきはあるかもしれませんが)がおすすめです。こちらも保険診療タイプです。

特定創業支援のように連続形式のもの(1つで受けられるケースもある)に加え、単発のセミナーもあります。オンラインで数時間で受けられるものも多いのでぜひうけてほしいです。単発についてはCanvaやInstagram、生成AIなども多いですよ。無料のものが多いです。
なお、公的支援機関や商工会商工会議所は①の特定創業支援のセミナーを実施していることもあります。(その場合は「特定創業支援事業」とチラシやウェブサイトに入っていると思います)
信用保証協会は、創業融資の保証をしてくださる影の力持ち的な存在ですので、融資をご検討の方にはおすすめです。
私がよくこのサイトで取り上げている中小機構BusiNestは国の機関ですし、オンライン受講もできセミナーは原則無料なので、テーマさえあえば、ぜひ受けてほしいんですが…というのがこの記事を書く動機の1つでもありました(;’∀’)

③民間の創業スクール
こちらは自由診療といえるでしょうか。いろいろあります。
・創業のプロプロフェッショナル系
・スタートアップ系 自治体によっては①や②であるケースもあり
・ソーシャル系
・ネットプロモーション系
という感じでしょうか。

いろいろな創業のかたちがあり、よっていろいろな選択肢があり、その中でご自分が行きたい講座に行くのが一番とおもっています。保険診療の公的なものはお得ですが、自由診療の民間のものは内容が特化していたり、講師を選べること、集まっている生徒や卒業生組織(コミュニティ)がすごいなど、地域や国内外につながる場合もあり、価値がある場合もあります。

ただ、私が懸念しているのは、以下の3点なのです。
1点目:創業塾への多額の投資はマストではない!いくかいかないかは自分で決めていい!
Threadsの投稿で「数十万円創業塾に投資しないと起業できないといわれた」とか「収入の何割を創業塾に投資する覚悟が必要」とみました。そんなことは決してないです!公的な創業塾と無料相談のみで創業されてうまくっている方もたくさんいらっしゃいます。恐怖心をあおられるのであり、自分のキャリアですから「自分が必要だと思ったらいく」というスタンスがいいと思います。

2点目:費用(投資)と自分が自由にできるお金(自己資金)との見合いで考える
授業料がいろいろあるとききます。もちろん公的な学校は公的な助成があるから安いので、民間であれば講師の報酬、教材制作、広告費・・・とかかりますので、ある程度高くなるのは当然です。大変高額なものがあるとききますが、自己資金との兼ね合いで検討されることをおすすめしています。自由に使える預金残高が1,000万円ある方が100万円の創業塾を受けたいとおっしゃるなら、お気持ちがあれば、それは他人が止める話ではありません。ただ、その費用を支払うと本来の創業資金が減ってしまうとか、すごく節約しないといけないとか、お金を借りないといけないとかは優先順位が違う気もします。
お伝えした通り、保険診療のような創業塾やセミナーも充実していますので(セミナーにいけないのであればネットに無料冊子もあります!)それをお使いすることをお勧めします。

③主催者から搾取されていないか問題
私が公的支援機関でお話を聞いた方には、創業スクールが初級中級上級のような数十万単位の階層構造になってお金を払い続ける構造になっていることや明らかに内容に比べて高い値段設定などがありました。自分を高めるためのスキルアップ、習い事なら効果はあるでしょうし、ここでいうお話ではありません。しかし、お金を投じて勉強することと創業の成功は比例するとはいいきれません。

もし、高額な創業塾をご検討される場合、
基準1:講師やプログラムの質や実績や経歴、著書などの根拠があること
・主催者が学校などなら安心できます
・価値のあるプログラムならしっかりレジュメやシラバスがあるはずです
基準2:投資額を改修するメリットを書き出す
・顧客獲得につながる(宣伝費がうく)→ただし、お客さんを紹介するといいながら紹介しない、あるいはかなりマージンを搾取するケースもあるようですので注意です
・モチベーションを維持できる(メンタリング)→回数を確認しましょう。別の方法では、公的支援機関の定期的な指名での利用あるいは個別契約で経歴を持つ起業家などのメンター契約ならもう少し費用を抑えられる気もします。
・人脈形成→卒業生コミュニティが確実に世界を広げるとわかっているなどです。言葉を信じるのではなく、ちゃんと確認するほうがいいです。良心的な団体であればお金がないのに無理に払うようにはおっしゃらないとおもいます。

③投資対効果
・数十万の投資と考えて、リターンを計算してみます。ご検討しているビジネスの売上から経費を引いた粗利で(わからなければ売上でOK)何か月で回収できるかという考えもあります。これは店舗の設備投資とかと同じです。目に見えないものは見えるものより難しいですし、投資が必要なケースもあります。それと高額なものを投資していいことはイコールではないのでそこはしっかり考えてみてください。

いかがでしょうか。起業のスタートということで、主催者がおっしゃるいいお話だけに心奪われず、ご自分の目で判断する基準をシェアしてお伝えしました。私もいろいろこういう思いをしているので、反省を込めて書きました。

創業については、先に①や②の公的なセミナーを受講してみて、自分で見る目をある程度養ってから、創業塾仲間と仲良くなって相談し合えるようになり、ご検討されるのがいいとおもいます。

Q3:どうやって探せばいいですか?

回答:
Step1:まずは、公的な創業塾①②を探しましょう。
1:お住まいの市区町村+特定創業支援で検索
2:お住まいの自治体で創業支援や創業塾で検索
3:お住まいの地域の商工会商工会議所のページ
4:お住まいの地域の信用保証協会のページ(都道府県政令指定都市)
で①②を探してみましょう。東京都はTOKYO創業ステーションでいろいろ発信されています。

Step2:無料で相談できる公的支援機関を探しましょう。
1:お住まいの都道府県のよろず支援拠点
無料で何度でも相談できます。テーマ別に指名でお願いできます。
2:地域名+無料+創業相談
地域によっては出てくる場合もあります。無料で何度でも可能で、オンラインOKのところも多いです。私のいる窓口ではそうやって検索したときいています。

いかがでしょうか。今後も新しい言葉を取り入れていきます。お役に立てますと嬉しいです。

【気になる言葉その5】「伴走型支援/伴奏型支援」について

3日に1回更新のはずが、結構間が空いてしまいました。暑いですが、クーラーを利かせつつ、ハンド扇風機は鞄の底にしまいつつ、過ごしております。いかがお過ごしでしょうか。

さて、世にある新しい言葉をほぐして、紐解いていくシリーズ。第1弾「BANI(バニ)」はいかがでしょうか。第2弾は「エシカル(ethical)」第3弾の「カオス(chaos)」をに続き、第4弾「ナラティブ(narrative)」に続き、第5弾の今回は「伴走型支援」についてとりあげます。

Q1:「伴走型支援」ってなんですか?

回答:
ここでは、いくつかの定義を引用したいと思います。

1:ソーシャルワークの文脈

厚生労働省資料(社会的孤立の文脈)
「つながり続けることを目指すアプローチ 」

こども家庭庁資料(妊婦・子育て家庭への伴走型相談支援)
リンク先には妊婦・子育て家庭への伴走型相談支援の動画もあります。

一般社団法人日本伴走型支援協会さま(路上生活者支援の団体)
伴走型支援は、深刻化する「社会的孤立」に対応するため「つながり続けること」を目的とする支援である。それは「孤立しない社会の創造」を目指す社会活動だと言える。

日本福祉大学 川島ゆり子氏 ソーシャルワーク学会誌 第45号 33-36 2022
伴走型支援という考え方は,ソーシャルワークの実践や理念の中で今までも大切にされてきた.本人主体の原則に基づき,支援者はあくまでも伴走者であって指導者ではない.本人の人生の歩みに寄り添いながら本人が自分自身の人生の主役であることを支えるために,その状況に応じて,ソーシャルサポートネットワークを組み替えながら伴走していく。

2:経営支援の文脈

中小企業庁「経営力再支援伴走支援ガイドライン」
2023年に出された、中小企業・小規模事業者に寄り添った支援についての「伴走支援の在り方検討会」が令和4年3月に公表した報告書から提唱された「経営力再構築伴走支援モデル」についてのガイドラインです。理論的な柱となったのは、組織開発の研究者であるアメリカの心理学者、エドガー.H.シャインが提唱した「プロセス・コンサルテーション」の考え方です。「経営者が、本当の経営課題は何かということに向き合い、気づき、自分たちが進むべき方向に腹落ちしたとき、潜在的な力が引き出される」ことを示す手法です。

自分の話になりますが、過去に8kgダイエットをしたことがあります。なぜ成功したかというとすごく腹落ちして「そうしなきゃ」と素直に思ってカロリー減らして運動して実行したというだけです。中小企業診断士合格についても3年かかったのですが、「ギアが入る=成果が出る」は相関していました。ただこの「実行するだけ」に至るのが難しく、集中力はそう長く続けられないこともあるのは真実ではないかなと…

以降は、主に経営支援の文脈について示していきます。

Q2:「伴走型支援」が注目されている理由は?

回答:
VUCA・BANIという先が見えない正解がない時代の中、起きたことをどう読み解き(ナラティブとも共通)、自分なりにハラオチして、決断・実行していくことが重要です。

昔であれば、「〇〇屋さんでうまくいく方法」はある程度決まっていました。お寿司屋さんや和食屋さんなどで修行を積んで、大将に認めてもらってのれん分けということもありました。大将のお店と自分のお店が遠ければ、そのエリアでお客様にきていただけました。必要な投資内容も投資額も大将や先輩が教えてくれることもあったでしょう。

現代はお寿司屋さんでも修行0という方でもネタにこだわり創意工夫をすればヒットすることもあります。デリバリーシステムが出前以上に発展し、お寿司かバーベキューかパーティーメニューかと様々な選択肢から選ばれているかもしれません。冷凍技術が発展し、チルド食品もかなりおいしくなってきて、遠い地域の料理も比較対象かもしれません。

正解がない。そうなっていると個人らしい色付けが必要です。圧倒的な違いでひきつけるか、推しポイントを作るか。いろいろな切り口がありますので、一人であるいはChatGPTなど生成AIで考える方法もありますが、対話をして、自分の強みやユニークネスから一緒に様々な可能性からハラオチがくる形を見つけて走れるようになるということがよいのではということになります。

この流れは「コーチング」に近いのではないかとおもいます。20年前にコーチングを日本にもってこられ、CTI(コーチングスクール)を創業する前の榎本英剛さんのお話を聞いて衝撃を受けました。榎本さんが描いていた世界が根付いてこられたのだと感じています。

Q3:「伴走支援」とどうつきあうの?

回答:
行政や自治体などの相談の場は、専門性が高いものでなければ、伴走支援の形になっています。私たち中小企業診断士も研修などでトレーニングを受けています。

自分もそのようなお仕事の一端をさせていただいて気づくのは、支援者といっても自分の個性がでるので、多くの方に対応できることも重要とは言いつつ、相性の面も大きいということです。トレーニングを積んだ方のコーチングを10名ほどお受けしましたが、みなさま違いました。それがAIではない対人支援の良さだと思います。

書き切れていない気がするので機会があったら書きたいと思います。

いかがでしょうか。今後も新しい言葉を取り入れていきます。お役に立てますと嬉しいです。

【当事務所についてその10】営利と非営利のカオス、どちらも共通していることが多いです

当事務所について、その1(当事務所の名前の由来)その2(中小企業診断士とは)その3(フリーランスとは)その4(藤田有貴子ってどんな人間ベース編)その5(国家資格キャリアコンサルタントとは)その6(カオスの時代にクリエイトしていきます)その7(カオスにちうてどう向かっていくか)その8(アートとサイエンス問題)その9(断捨離が必要)について書いてまいりました。

オンラインセミナーが終わり、ご縁をいただき、フジロックにボランティア行く準備をしています。フジロックはてっきり富士山のふもとで開催すると思ったら、苗場で開催すること、1,000m地点なので天候が変わりやすく、長靴と防水通気性の高いレインコートは必須なことを詳しい方に教えていただいたら、すごいお値段でびっくりしつつ、準備をしていました。

以前、NPO法人の設立に携わったこともあるため、営利事業をされている方が非営利事業をされたいいことや、ユニコーンに対し、ゼブラといわれる社会課題解決型スタートアップや社会課題解決型で創業したいというようなご相談をたまにいただきます。このブログのテーマのカオス(混乱)、現代を示すといわれる「VUCA(ヴーカ)」のAはあいまい性(ambiguity)の意味ですが、営利と非営利の間も曖昧になっている気がします。今回はそんな営利と非営利について書いてみようと思います。

Q1:営利と非営利ってどういう違いがありますか?

回答:
営利=財産上の利益をはかること。かねもうけ。(Oxford Languagesの定義)
非営利=経済的な利益を目的としないで活動すること。活動から生じた剰余金は、関係者間で分配せず、社会的・公共的な活動に再投資される。「—団体」(Goo辞書)
と出てきました。

非営利用語辞典では両者の違いを、「営利組織では、事業活動によりえられた利益を、社員や株主など組織の構成員に分配する。対義語として非営利組織があるが、ここでの非営利とは、利益をあげてはいけないという意味ではなく、利益をえても構成員に分配せず、組織の活動目的を達成するための費用にあてることを指す。」

ここ誤解されている方が多いのですが、「非営利組織は利益を上げていい」むしろあげていかないといけないのです。そもそも、事業というのは受け取るお金から、必要なお金を引いて余りがないと続けていけません。受け取るお金が必要なお金から少ないと、赤字事業と同じでどこかで調達しないといけません。それが続くと続けられないですよね…

事業で利益を上げる(上げ続ける)こと、そんな仕組みを作ることは営利、非営利問わずとても大事なのです。

Q2:営利非営利で利益を上げることとは?

詳細:
とはいいましても、営利非営利では違いがあります。それは売上・収入の上げ方です。

営利事業では誰からどのようにお金をとるか
営利事業は大きく言うと、①実際に使う人からとる、②使う方のスポンサー(子供に対する親、ペットに対する飼い主、従業員に対する雇い主)からとる、③使う人に見せる広告主からとるの方法に分かれます。①の使う人からとるのが正直一番売りやすいです。②はお金を払う人に必要だと思っていただく必要がありますので、使う人もお金を払う人両方を見ないといけません。求人サイトは会社側からお金をとるものがほとんどですが、求職者と求人を出す会社側どちらもみています。なお、③広告モデルを目指す方が多いのですが、使う人が一定数みてくれないと売れませんし、お金が入ってこないので、それまでお金が入らない時期が続きます。

非営利事業では誰からどのようにお金をとるか
一方、非営利については①や②は少なく、いただけでもその一部であることが多いです。いただけないので非営利なのです。例えば、医療についても一部は病院やクリニックにお金を払いますが、多くの割合は健康保険から支払われています。そうなると別のところから収入を得ないといけません。

非営利事業については大きく言うと①別の収益事業をして非営利事業に補填する、②寄付を募る、③行政や財団法人などの事業を受託あるいは助成を受けるです。①についてはメディア、カフェなどあると思います。ボランティア団体がされているバザーなども営利とまではないけれど収益事業になるのだとおもいます。②寄付については、まず「自分たちの活動を知ってもらい賛同を得ること」が必要です。直接お伝えしたり、サイトやSNS、プレスリリースでメディアの取材を受けたりする広報的な動きが必要です。広報スキルのある方がかかわっていることも多いでしょう。インターネットの発展でそのようなメディアも増えました。クラウドファンディングは非営利だけではありませんが、活用されるところもあるでしょう。「寄付のしやすさ、モチベーション」も大事です。活動に賛同するもありますが、認定NPO法人など認定をとり、税制優遇のある法人格にする(そのためには要件がある)、自治体によって異なりますが「ふるさと納税」へのチャレンジもあるかもしれません。③は事業をしつつスポンサーを得るということでしょうか。行政が課題解決型に近いことを施策としていれば事業を受託できるかもしれません。自分の理念と一致する財団法人の助成金に応募して助成を得る方法もあります。助成はずっと受け続けることができるというよりも事業の立ち上げへの支援という意味が多いです。

非営利における資金調達は「ファンドレイジング」といわれています。ファンドレイジング協会では講座や資格もあります。営利事業だと営業とマーケティングと広報が混ざったような領域になるのだと思います。

営利事業と非営利事業は法人形態が異なる。NPO法人は営利系も非営利系も優遇
法人には営利法人と非営利法人があり、しっかり分かれています。

営利法人        非営利法人
個人事業主(営利系)  個人・任意団体(非営利系)
株式会社、合同会社   NPO法人(特定非営利活動法人)、一般社団法人など

法人格の違いについては、日本財団さんの営利法人と非営利法人との比較表を見ていただくとわかりやすくまとまっています。

補助金、融資などの小規模事業者・中小企業施策は原則、営利法人のためにあり、行政の部署も営利系と非営利法人系で分かれています。ただ、NPO法人は設立にあたり都道府県がしっかりフォローして指摘も受けますが、設立後は補助金の対象になっており、融資についてもソーシャルビジネスとして一部受けられるようになってきています。一方、NPO法人は非営利系の財団助成金の対象にもなっています。税制優遇のある認定NPO法人化についても要件が明確で、資金調達が有利なのはNPO法人かなと思います。ただ10名の方が必要だったり、大変でもあります。

相談機関については営利系というところでも非営利法人でも受け付けているところが多いのではと思います。全国の都道府県にあり、無料で何度でも相談を受けられるよろず支援拠点では対象としてNPO法人、一般社団法人と書かれています。
ぜひ制度を使って事業を実現いただきたいと思います。

Q3:非営利事業の進め方

回答:
気づかれたと思いますが、非営利のほうが①便益を受ける人と支払う人が異なる、②収益を受ける方法が売上(収入)以外に寄付、受託・助成がある、ということでビジネスモデルが複雑で難しいのです。実際は非営利事業を立ち上げた方や周辺の方の寄付(投資)などで行われているものも多いと聞きます。それで続けられるのであれば、もちろん大丈夫なのですが、続けていけないとなるとどのように資金調達をするかを考えていかないといけません。

ここでがっかりしそうなみなさまに役立つ情報をご紹介します。

1:非営利のメリットは、経営資源を調達しやすいこと
営利事業は、事業に必要な経営資源(ひと、もの、かね、情報)は立ち上げた方や会社自身で調達しないといけません。足りなければ、事業計画を示したうえで採算性も見られたうえで、融資や補助金などで受けないといけません。
非営利事業は、人材はボランティアという方法で協力を得られます。公務員の方など副業は禁止されている方に協力をしていただくこともできます。人以外でも設備やお金も寄付を受け付けられます。情報も非営利法人には公開されたり、価格が優遇されたり無料でできるものも多いです。私自身NPOスタッフ時代多くの方から助けていただきましたし、人のつながりもできました。これは営利ではできないことだとおもいます。

2:ロジックモデル
営利事業の「だれになにをどのように」などのフレームワークは非営利事業にも適用できます。公的支援機関への相談や創業塾などご利用していただくといいと思います。

なお、非営利のビジネスモデルを考えるのに有効なのが「経営デザインシート」「ロジックモデル」です。

経営デザインシート
経営デザインシートとは内閣府が作成している「企業等が、将来に向けて持続的に成長するために、将来の経営の基幹となる価値創造メカニズム(資源を組み合わせて企業理念に適合する価値を創造する一連の仕組み)をデザインして在りたい姿に移行するためのシート」です。以下にイメージを示します。個人的にはビギナーには以下の簡易版がおすすめです。

ロジックモデル
日本財団さんのロジックモデル作成マニュアルによると、ロジックモデルとは、事業や組織が最終的に目指す変化・効果の実現に向けた道筋を体系的に示化したもので、事業の設計図に例えられます。事業が、どのような道筋で目的を達成しようとしているのかの仮説を示したもの、ないし戦略を示したもの、とも言えます。ロジックモデルは一般的に、既に説明したアウトカム、アウトプット、活動、インプットを矢印でつなげたツリー型で表現されます。
難しいのですが、非営利型でちゃんと事業をされたい方はこういう概念があることを知っておかれるといいと思います。

当事務所でも毎月11日開催の「夢を叶える壁打ちラウンジ」(直近は2024/8/11(日)夜21時9/11(水)夜21時ではご相談をお受けしています直接のご相談や該当すれば公的支援制度のご利用もご検討ください。セミナー登壇につきましては、こちらのウェブサイトや当事務所のInstagramで発信しております。みなさまに適した形で想いを叶えるご支援ができればと思います。最後まで長文におつきあいいただき、ありがとうございました。

【当事務所についてその9】断捨離が必要!?

当事務所について、その1(当事務所の名前の由来)その2(中小企業診断士とは)その3(フリーランスとは)その4(藤田有貴子ってどんな人間ベース編)その5(国家資格キャリアコンサルタントとは)その6(カオスの時代にクリエイトしていきます)その7(カオスにちうてどう向かっていくか)その8(アートとサイエンス問題)について書いてまいりました。

8月のお盆までばたばたしている日々が続いています。今回はタスクの断捨離について書いてみます。

Q1:仕事における断捨離とはなんですか?

回答:
私のお部屋は誇るようなきれいさでは決してございません…ですのでその立場で申し上げるのはいささか心苦しいのです。ただ、PCのフォルダとかフォルダ名は番号付きで整理したいタイプです。番号なしで文字だと綺麗に並びませんので、01_とかヘッドに着けるようにしています。これは単なるこだわりですね(;’∀’)

学校時代にはお掃除の時間があったとおもいます。大人や社会人になっても、整理整頓は大事とされています。製造業では各職場において徹底する「整理」、「整頓」、「清掃」、「清潔」、「躾(しつけ)」として5S(ごえす)が定義されています。私が中小企業診断士になった時の診断実習(インターンみたいなもの)の1つは5Sの先生で、5Sの大事さを教わりました。

5Sが必要とされる理由は、「生産性と効率を向上させること」といわれています。『気がつくと机がぐちゃぐちゃになっているあなたへ』で著者のリズ・ダベンポートは、平均的なビジネスパーソンは探し物で年間150時間も浪費していると指摘します。https://president.jp/articles/-/33063?page=1 探す時間分本来の仕事に向けられなかったり、間違ったものを探して後工程に影響が出るなど、エラーが起きてしまうことがいえるとおもいます。

また5Sは習慣にしていくことが大事という話もあります。整理整頓しようという心がけがチームとしてうまくいくということにもなるようです。割れ窓理論という、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論がありますが、それにも通じるのかもしれません。

ですので、仕事における断捨離は仕事の整理として定義したいと思います。

Q2:断捨離するにはどうするの?

詳細:
製造業の5Sについてはお詳しい先生にお任せして、こちらでは見えないサービスであり、報告書やセミナーやコンサルティングなどをする企画系の仕事をイメージしてみます。

断捨離する対象については経営資源と呼ばれるものと仮定し、ヒト=人間関係、モノ=PCなどデバイスの中身、カネ=お金、情報=仕事の種類・タスクにわけていましょうか。

ヒト=人間関係
顧客リストを持っているほうがいいと言われたことがありますし、まめな方は名刺管理ツールを使われたりしていますね。そのあたりは法人営業のプロがお詳しいと思います。
私は自分の中で戦略と基準を定めています。私は顧客リストにあった感じでコンタクトをされてもあまり心響かないので、心に響いたかとか、本当に実現するかのバランスで考えるようにしています。ここは人によって人間●年やっていると蓄積された直感に、個性が出るところでしょうし、それでいいのかなと思っています。

モノ=PCなどデバイスの中身
フォルダはナンバリングする。情報と一元化する。ファイルの保管場所を決める(相手がいる場合そうはいきませんが)などでしょうか。私は忘れるのでスケジューラーに予定を入れ、基本GoogleDOCSにメモして飛ばすようにしています。検索できて便利ですが、できていないフォルダの処理はしなくては…
ここは紙の手帳がいい方もいますので、自分の中で快適な断捨離ができればいいのかなとおもっています。

カネ=お金
使うもの食べるものには「ときめく?ときめかない?」を実践しています。そうするとお金についてや使ったことの満足度が上がります。割り切れないこともありますが、これは実践していきたいです。

情報=仕事の種類・タスク
これも戦略と選択基準になります。仕事がない時期は別の仕事をするなどでずっと詰めてきましたが、今年度からはほぼ本業に近い仕事になっています。小さく見えることが大きなことにつながったりするし、それ自体ではなかなかわかりませんが、他の人でもできることについては優先度を落としたうえで、フラットで考えたうえでときめくかどうかで考えています。

まだまだ途中です…

Q3:どうしても捨てられないもの

回答:
あちこちやってはいけない、本業が大事という考えがあります。いろいろやることで本気度が低いと受け取る方もいるでしょう。

ただ自分のドメインを「未知のカオスに向けた営利非営利の事業者の伴走型支援」と決めたので、一見すると私の仕事はばらばらにみえます。でもそれはつながっていて、他のことにもつながっています。

誰も自分の本当のことはわかりません。自分の中でつながっていればいいと思っています。自分の中で断捨離を続けていければいいのかなと思います。

今日はちょっと短めでしょうか。ちょっと業務が詰まっているので仕事に戻ります。
最後まで長文におつきあいいただき、ありがとうございました。

【補助金のがっこう。その7】補助金や融資の事業計画に魂を入れるワザ2選

補助金のがっこう。シリーズその1(5つの質問)はとその2(私は対象でしょうか)その3(補助金になりやすい費用なりにくい費用)、その4(補助金のよくある間違い)は、その5(補助金と助成金、給付金、そして3つの助成金…)その6(申請書を書くコツ)はみていただけましたでしょうか。

今日は補助金に魂を入れるときにアドバイスをすることを少しお伝えします。

Q1:補助金の申請書に魂を入れるって?

回答:
すみません。わかりにくいですよね・・・

マクダレン効果というのがあります。エチオピアの飢餓についてデータを示して説明したことと、マクダレンさんの立場で伝えたところ、後者の方が寄付が多かったという実験結果のことです。

補助金の申請書つまり事業計画(融資の事業計画にも共通しますが)にも論理的だけではなく、自分の言葉でしっかり伝えることが必要だと当事務所では考えています。それを魂を入れると言っています。本当に一緒に作り上げたりするとふーっと気持ちを入れてますね。後はどっとつかれます…

Q2: 一番多いアドバイスは?

回答:
それは「順番並び替え」です。

「え?」とおもいますでしょうか。でもそれが一番多いです。自分がやりたいことだから思いがいろいろあってこんがらがっている(スパゲッティになっているともいう)のです。もちろん、私もそうです!(自慢することか^^)

そういうときに解消するには
こういうことがあった(昔)→●●→●●→これをしようと考えた

とおいて●●を一緒に考えていきます。スパゲッティの中に大体入っています!ほどいていく感じです。今だとChatGPTなどの生成AIがすっきりさせてくれることもありますね。そうじゃないときもありますけど

Q3: 次に多いのは?

回答:
数を数えてはいませんし、商売道具なんですが^^もう1つお教えしますと、文章の塊が大きい(長い)ことですね。

こういう時は3~4つにわけてみます。

1:●●面
 XXXX
2:●●面
 XXXX

場合によっては2もありますが、ただ1とか5以上は避けたほうがいいとお伝えしています。人が認識できる「マジックナンバー」は諸説ありますが、3が一番しっくりくるようです。上中下、松竹梅など昔からの言葉は3つのものであふれていませんか?四字熟語もありますけど、すっと覚えやすいのは3文字ですね。

ここはフレームを使うといいですね。フレームといっても堅苦しくなく、ごく普通に思い出せる言葉でOKです。経営だとQ品質CコストD納期とか、ひと(人材面)もの(サービス面)かね(金融面)とか3つじゃないけど、5W1Hはよく使います。難しいフレームワークは賢く見えますが、伝える相手によってはより一層わかりにくくなるので使う場所は考えたほうがいい気がしています。なお、ここも生成AI使ってもらってもいいかもしれません。このフレームワークで切ってほしいというとちゃんと分析してくれます!

以上、いかがでしたでしょうか。お役に立てますと嬉しいです。

【当事務所についてその8】ドラマ「ブラックペアン」をみて思ったサイエンスとアート問題

前回、その1(当事務所の名前の由来)その2(中小企業診断士とは)その3(フリーランスとは)その4(藤田有貴子ってどんな人間ベース編)その5(国家資格キャリアコンサルタントとは)その6(カオスの時代にクリエイトしていきます)その7(カオスにちうてどう向かっていくか)ついて書いてまいりました。

今回も引き続きドラマ「ブラックペアン」を見て気づいたことついて書いていきます。

Q1:ブラックペアンとはどんなドラマですか?

回答:
TBS系日曜劇場で2024/7/7(日)21時から放映しているドラマです。正式名称は「ブラックペアンシーズン2」のようです。2018年4月~6月まで、同日曜劇場にてテレビドラマ化された1は見ていませんので、表層的なことはわかりません。なお、原作は『ブラックペアン1988』は2007年に講談社から発売された海堂尊の長編小説で、天才外科医のお話です。wikipedia

Q2:なんで気になったのですか?

詳細:
公式サイトでは「手術ではない、これは芸術だ」と書かれていますが、ブラックペアンは天才心臓外科医が世界で誰もできない難しい手術を芸術的に行い、患者様を治すというストーリーです。私の母も難しい手術を経験したので、その時の先生は神様のように感じます。母の執刀医は人格者でいらっしゃいましたが、主人公の先生はそうではないようです(ドラマだと)。

マーケティングのゼミで「マーケティングはサイエンスかアートか」という議論を学びました。これというページはないのですが、検索エンジンで検索されると記事が出てきます。マーケティング施策というと広告施策がメジャーですが、すごくセンスのいいCMやクリエイティブは売上につながります。これは考えつくされたサイエンスとも違うように思います。ネットでの集客は結構データサイエンスです。

医療における手術というとテクノロジーの塊のように思いますが、関係者のお話を聞いていると手技の様な手の器用さやセンスが問われるというようにも聞きます。

Q3:お仕事はテクノロジーかアートなのか

回答:
私たちのお仕事、コンサルティングや伴走型(伴奏型)支援についてもそうかなとおもいます。行動経済学では、人間には早い思考(ぱぱっと判断)と遅い思考(じっくり考える)があるといわれています。遅い思考でトレーニングをすると早い思考でぱぱっとできるようになります。これは自転車や自動車の運転も、語学もそうでしょうし、熟練の技は修行をして遅い思考が早くなることです。

創業セミナーで「ぱぱっとできることや人にすごいといわれることから事業を考えてみましょう」というお話をします。そこは個々人が生まれ持つセンスなのだとおもいます。スポーツや音楽などルールがあるものですごい人はいますが、私たちにもきっと何かの定義では優れていることがあるような気がします。ブラックペアンであれば、心臓縫合技術がものすごい得意ということもあるかもしれません。

この話で思い出すのは「にぎりびと」という方のことです。(東洋経済オンラインの記事)その方が炊飯器で炊き立てのご飯でおにぎりを握ると、みんながそのおいしさに感動するそうです。お呼びがかかり、国内や海外にもいかれることもあるとか。この方がおにぎりやさんを出していたら、もちろんおいしかったでしょうけど、唯一無二の存在になったでしょうか?定食屋さんだったらおにぎり以外にも様々な要素がありますので、ここまでの魅力は際立ちにくかった、知られるのに時間がかかったかもしれません。なので、これからの世の中は得意なセンスを入れた能力とどう切り出すかが大事なのかなのではと思います。

お互いみつけてみませんか?

なお、2024/7/11(木)21時、夢を叶える壁打ちラウンジ空いてますよ♪(アピール)今週は割と忙しく、いらっしゃらなければそれはそれと思っていますが、気になる方いらしてください。

最後まで長文におつきあいいただき、ありがとうございました。

【VUCA/VANI時代の新しいキャリアを思うその2】社会人初期に知りたかったこと

キャリアコンサルタントしてご相談を受けることもあります。比較的少ないであろう「転職7回でフリーランスになったキャリア」について新シリーズとして、書いていこうと思います。学生と新卒での就職についてはその1で記載しました。

このシリーズは行きつ戻りつしそうですが、「ロールモデルは、自分で切り取りしてあわせてカスタマイズしてつくりあげるもの」をテーマに、その2について書いてみます。まとまりないのですが何か伝わってくださると嬉しいです。

Q1:社会人初期はどんな感じでしたか

回答:

その1で大学での新卒、大学院での新卒について書きました。その後、何度か数年での転職が続き、大変な思いもすることになります。職種も内容も環境も変わり、いつも一生懸命でした。結果はともあれ、一生懸命だったことだけは誓います!!フリーランスになっても一生懸命なのですが、経験したサンプル数が増えると予測が立てやすいことは事実で役立っています。

「しんどい思いをしよう」を推奨するわけではありません。しんどい思いが過ぎると心身を壊します。ただ、行動半径や感度は若いうちに広げるほうが楽というのは確かです。ただ年齢を重ねて無理ではありません。ハードな仕事をしなくても日々の取り組みや、仕事がいの活動、家庭や介護などのことでも養われると思えるからです。

また、不条理なことには怒ること、改善することも大事です。それによって、身に着けたこともたくさんありました。全部は無理でも何かについて一生懸命する、それは別に情熱的にならずに冷静でいるとか、情熱的な誰かをしょうがないわねえと支えるのでもいいのですが、主体的に何かにどっぷりつかるというほうがぴんとくるのかもしれないです。

Q2:どんな仕事と家庭の両立を経験しましたか

回答:
私は結婚も子育ても、同居介護も経験していません。ご家庭のことを両立されている方は嬉しさもあり、大変な思いをされていることもあるとおもいます。私は、早くに母を亡くしたこと、父の介護の時にトラブルを経験しました。

母の時はまだ若くて、転職したばかりで未経験の慣れないどちらかという得意ではない仕事を担当していましたが、本当に仕事ができなかったです。朝が頑張ってもまず起きられない、仕事が進まない…それからできているということは言い切れませんが、あの時は本当にどうしていいかわからず、できなかった。社内でも完全に相談できる人は少なかったです。その時に朝礼で無言で横に立ち続けた女性の先輩、たまにランチをご一緒してくれた先輩のことは忘れません。朝は自信が持てず、数年間モーニングコールサービスと10年ほど枕が震える大音量の目覚まし時計(こんな感じ)を愛用していました。

一方、父のことは当時は事例がなく、解決策はわからないものでした。姉妹でいろいろ考え、様々な方にご相談をして、進めました。よい方がみつかり、連携の上解決できました。神様はいると思いました。

Q3:職場の環境が難しい場合どうするか?

回答:
私もありました。話が分かりそうな先輩や同僚(悪口だけで終えない人)、状況によってはカウンセラーさんや産業医さんにしていました。職場以外に学生時代の友人はもちろん年齢層や分野などを広く話せる人や居場所を作っておくと、いい解決策をいただけたりします。

いえることは大人になってもお友達や大事な人はできます。今も自分の領域などでコミュニティがあると参加したりしています。

毎月11日開催「夢を叶える壁打ちラウンジ」がその場になってくれると嬉しいです。参加者に目的を聞かれますが、ここは普段の場以外にこういう場を作ることで視野を広げたいと思ってしています。フリーランスになって最初は無償でご相談に乗っていたのですが、それが増えるとどうしてもしんどくて、公的支援の形かこちらかにさせていただいています。

いかがでしょうか。このシリーズもまた書いてまいります。どこかお役に立てますと嬉しいです。

【気になる言葉その4】「ナラティブ(narrative)」について

世にある新しい言葉をほぐして、紐解いていくシリーズ。第1弾「BANI(バニ)」はいかがでしょうか。第2弾は「エシカル(ethical)」です。第3弾の「カオス(chaos)」をに続き、今回は「ナラティブ(narrative)」について書きます。

Q1:「ナラティブ」ってなんですか?

回答:
ナラティブ(narative)とはコトバンクによると「物語。朗読による物語文学。叙述すること。話術。語り口」とあります。

ただ物語にはストーリー(story)という意味もあり、混乱をしてしまいますね。違いは、①語り手がいるか(ナラティブにはいる、ストーリーは客観的なナレーターである)②終わりがあるか(ナラティブにはない、ストーリーにはある)とのことです。「映画『ネバーエンディングストーリー』は終わりがないならナラティブではないか?」と思ってしまったのですが、その思いはいったん胸にしまっておきましょう( ;∀;)

Q2:「ナラティブ」が注目されている理由は?

回答:
文学評論の世界から生まれたナラティブ。そしてナラティブは1990年代に臨床心理学の領域から生まれた、相談相手や患者などを支援する際に、相手の語るナラティブを通して解決法を見出していくナラティブ・アプローチとして注目されることになりました。ナラティブ・アプローチの背景には、人々の行動や社会の構造は、その社会が共有するルールや信念によって形成され、それによって意味付けされるという理論「社会構成主義」があります。

例えば「雨が降った」という出来事があったとします。遠足の日で何度も順延し、晴れて遠足を楽しみにしていた方にとっては悲劇でしかありませんね…一方、ずっと雨が降らず乾燥注意報が出ていて畑が干上がりそうで困っていた農家さんには恵みの雨と同じ出来事でも意味づけはそれぞれ変わります。

VUCA・BANIという先が見えない正解がない時代の中、起きたことをどう読み解くかというのが重要な意味を持っていきます。エフェクチュエーションでいうところの、傷んだレモンを絞ってレモネードにして出荷したら大人気となった「レモネードの原則」の精神です!そんなナラティヴが共感とともにSNSで拡散され、多くの人々の行動に影響することもあります。

SNSの投稿は語り手がいて、終わりがないものが多いですね。推しとなる対象であるアーティストさん、スポーツ選手、俳優さん、文化人の方…その人が語るから、その方が活躍し続けるからこそ心に響くものになりますよね。

Q3:「ナラティブ」はビジネスでどのように活用できるの?

回答:
ナラティブですが、ビジネスでは事業コンセプトを明確化、マーケティングや広報にも活用できます。ナラティブの作成方法については、7/24(水)のオンラインセミナーでお聞きください。

いかがでしょうか。今後も新しい言葉を取り入れていきます。お役に立てますと嬉しいです。

【セミナー登壇情報】2024/7/24(水)18:30-事業の迷いを解決するナラティブセミナー開催

この度、中小機構BusiNestにてナラティブセミナーを開催させていただくことになりました。2023年から毎年1ネタと考え、2023年はエフェクチュエーションでしたが、2024年はナラティブ(物語)でいこうと準備を進めてきました。

ナラティブとは物語のこと。ストーリーとの違いは語り手がいて、終わりがないこと。事業も主体者がいて終わりがなく続くもので共通します。

ナラティブは論理的ではないし、一見ばらばらにみえるかもしれないし、癖があるかもしれないけれど、それを語り続けることで共感が広がっていきます。金融資産と同じように人的資産や信用が大事な時代に共感を呼ぶことは重要です。昨年のテーマ、エフェクチュエーションにも関連します。実は私自身も開業以来心がけてきたことで、よかったこともありましたので自信をもってお勧めしたい手法です。

BusiNestさんに素敵なチラシを作っていただきました。絶賛わかりやすく心地よく、かつ事業の迷い(ぐるぐる)がとまるようなコンテンツを創作中です。

よろしければぜひいらしてください。

テーマ:事業の迷い(ぐるぐる)を物語(ナラティブ)で解消しよう!
日時:2024年7月24日(水)18:30-20:30 ※ご希望者は後日無料相談可能
形式:オンラインのみ
定員:30名
対象者:事業展開に悩んでいる方、新たなビジネスを立ち上げたい方、ビジネスを拡大させたい方、近い将来、起業・創業したい方、起業・創業に興味がある方
費用:無料
申込:こちらになります 
主催:中小機構BusiNest